Yes!黒ウサギが呼びました。ようこそ箱庭へ
第2話
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正義side-
手紙を読み終えたら上空に放り出されていた。しかも空中に浮いていた時の空を飛ぶ程度の力が無くなっていた。周りを見ると自分以外にも3人と1匹の猫が見え眼下にはまるで落ちる場所に用意されたように湖がありその周りには自然や街、ジャングルが広がっていた。
「この程度、司馬仲達の生まれ変わりと言われた俺を馬鹿にしているのか、1人だけでも助けてやるか。『未元物質』」
そう言って彼は銀色の翼を作ると近くに放り出されていた茶髪のショートヘアの少女と猫を抱き留め地上へと降りて行った。
地上に降り立つと少女を下した。
「ありがと」
「気にするな服を濡らさない次いでだ、それに女子が風邪を引くのは可哀想だからな」
そう言って彼は振り返って気づいた。他の2人を助ける用意をしていないのを
だが時すでに遅し2人は大きな水柱を立てていた。
3人称side
金髪の青年が茶髪の女子を助けるのを見ていた黒髪の長髪の少女と笑っている金髪の少年はそのまま湖へと落ちて行き2つの大きな水柱をたてた。
その時彼はこう思ったそうだ、自分達も助けろよと。
上空4000mから落下した2人は緩衝材となった湖の薄い水膜によって大事には至らなかった。
黒髪の少女はなんとか湖の底に足を着け立ち上がった。
「もう、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句空中に放り出すなんて!」
「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーになってるぞこれ」
「・・・で誰だよお前等?」
「それはこっちのセリフよ。目つきの悪い学生さん」
少年少女はフンッ、と言ってそっぽを向きそれぞれの服の水分を絞って落とす。
「ここ何処だろう?」
正義が助けた少女が辺りを見回しながら呟いた。
「さあな、まあ世界の果てっぽいのが落ちる時見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえのか?」
「少なくとも自分達の世界ではないな、恐らく手紙に書かれていた箱庭って奴だろ」
正義は少年の言葉を否定して今一番の可能性を提示しながら異質な空を見上げた。
「まず間違いないだろうが一応確認しとくぞ、お前等の所にも変な手紙が届いたのか?」
「手紙?アレか、何かの招待状の様な奴か」
正義はこの世界へ引きずり込んだ元凶の手紙を思い出した。
「そうだけどまずお前って呼び方訂正して。私は久遠飛鳥よ、以後は気を付けて。それでそっちの猫を持った貴方は?」
少女、飛鳥がもう一人の女子に話しかける。
「春日部耀以下同文」
「そう、よろしく春日部さん。それでそっちの薄情なあなたは?」
「フンッ初対面に薄情とは傲慢な自己紹介だな、俺はは折原正義。元の世界では司馬仲達の生まれ変わりと呼ばれていた。よろしく頼む」
正義は興味もなさそうにされど全員の力を見極めるかの様に見ていく。
「そう、よろしく春日部
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