聖遺物のための愚行
第二話
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
しているね。
まぁ、当然の反応か。
「待ってください。そんな重要な位置にいる木原さんを監視に送るとはそんなに両サイドは緊迫した状況なんですか?」
「さぁ?私もいきなり観察にいってほしいと言われただけだからなんとも言えないのよね。」
統括理事長の考えていることなんか分からないよ。
「それでも貴重なせ「そこのあたりは上の判断でどうとでもなるでしょ。」・・・。」
まぁ、この剣巫は任務を初めてやっているような感じがする。
そんなのどうでもいいか。
「今度こそ失礼しますね。」
今度こそ本当に買い物に行くとしよう。
あのあと買い物にいくといろんな人からいろんな目で見られた。
まあ、この街では私の服装が目立つのは仕方がない。
でもそれ以上に注目を集めていたものがある。
それは私の腰の辺りにかけているリジルの剣、ホヴズの剣。
そして背中に背負ってあるグングニルの槍。
これがみんなの注目を集めていた。
でもそんなのは知ったことではない。
私は黙々と買い物を続けた。
「そこのお前。この島の人間ではないな。何処から来た?」
空隙の魔女か。
「それはグングニルの槍だな。」
そうですよ。
さすがにあなたは騙せませんか。
「所持者は木原雫だったはずだ。」
「そうですよ。」
私は空隙の魔女に素顔を見せた。
変装なんてしていません。
「お初目にかかります。私は国際科学安全委員会とイギリス清教に属する上級攻魔師の木原雫です。」
「まさか神具の使い手がこんな子供だったとは。それでお前は絃神島になにをしに来た?」
「そんなことはわかりきっているはずですよ。私が来たのは絃神島に第四真祖がいるからです。」
「なっ!」
そんなに驚かないでくださいよ。
あなたが日本政府に伝えなくても何時かはバレることだったのですから。
それに・・・・
「あなたも知っているかと思いますけど、私以外にもこの街にもう一人獅子王機関から攻魔師が来ているのですよ。」
「だから暁は聞いてきたのか。」
それは知らないけど。
そもそも、攻魔師がこの街にいるのに何故第四真祖は生きているのか。
「まさかとは思いますが、空隙の魔女と呼ばれたあなたが世界のバランスを崩すかもしれない第四真祖をかばっていたのですか?」
「そんなことはしていない。ただ害をなさない以上処理する必要がないと考えただけだ。」
屁理屈だな〜。
素直に認めちゃえばいいのに。
でも分かったことがあるよ。
「国家攻魔師はここまで腑抜けてしまったのですか。なんとも嘆かわしい。」
「なんだと。」
「だから、国家攻魔師が弱くなったっていっているの。」
こんなことでは国民を守るなんてできるわけないよ。
だから獅子王機関や私たちがでしゃばる
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ