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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第44話 一難去って………
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に実際は事件は起きてるぞ。ただその殆どを機動七課と地上の部隊で対応してるから私達に回ってこないだけだ。ロストロギア対策の部隊なのに黒の亡霊相手もあいつ等に奪われちまって………」
「………こちらとしてはやりやすくて助かるがな………」
「何か言ったか?」
「いや、何も?」
そんな会話を2人でしていると訓練が終わったのか残りのスターズのメンバーがこっちにやって来た。
「終わりか?」
「休憩です。この後、別のフォーメーションを試してみます。今度はバルトさんと加奈さんが離脱した場合を想定した3対2の戦闘を試してみたいのでヴィータ副隊長も次、お願いします」
「分かった、手加減しないからな」
「はい、お願いします」
休憩に入ってもディスプレイを展開して先ほどの戦闘の様子を確認するティアナ。
「あいつこそバトルジャンキーな気がするんだが………」
「人の努力をバカにしないでください」
そう言って汗をタオルで拭きながらバルトの隣に座るなのは。
「どうよ、さっきの戦闘は?」
「悪くは無いですね。加奈ちゃんを途中からアタッカーに回してギンガが加奈ちゃんの防衛。そしてティアナとスバルのコンビで陽動。加奈ちゃんはレパートリーが無いと言っても強力な攻撃魔法を使えますし、今回バルトさんを入れればかなり手強いと思います」
「まあこれは1対複数の場合だがな。実力のある奴が複数居たらスバルとティアナだけじゃ抑えられねえだろ?」
「その通りです。………まあそれはティアナ自身が分かってるでしょうけど。………まあ何にせよ」
そう言ってなのははスバルとじゃれているティアナを見た。
「変わりましたよティアナ」
「お前もな。前以上に良い顔で教導してる」
「そうですか?」
「ああ。今回の教導はお前にとってもかなりプラスになったな」
「………それだけじゃ無いです。バルトさんが私の隣にいてくれた事が一番………」
「ん?何か言ったか?」
「な、何でもないです!!あっ、それとはやてちゃんが次の休み、機動六課で海水浴に行こうって言い出してるんですけど………」
「はぁ!?機動六課全員で!?その間、六課はどうするんだよ?」
「休業だって」
「それを上は許したのか!?」
「結構前から準備をしていたみたいで、押し通したんですって。何か裏がありそうな気がするけど取り合えずヴィヴィオちゃんも大喜びだから良いかなって」
「………まあ別にのんびり出来るなら別に反対はしないが………」
そう言いながらも少々不安が募るバルト。
「で、いつ行くんだ?」
「7月入って最初の週末。一応自由参加なんだけどスターズとライトニングのメンバーは強制らしいです」
「………本当に何も無いよな?」
「私に聞かないで下さい………」
そんななのはの呟き
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