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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第44話 一難去って………
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…」

屁理屈の様に感じたリンスが困った顔でそう呟いた。

「シャイデは別に意地悪を言っている訳じゃない。お前達に目的があるように俺達にもバルトさんとの約束もある。それは話を聞いていた2人にも分かっているだろ?」
「それはそうだけど………でもレイは目立ちすぎるし………」
「それは俺達でバレない様に考えるさ。だからお前達は真白ちゃんの父親を、俺達がバルトマンをって事で互いに協力し合うって事でどうだ?」

そんな俺達の提案に困った顔で相談し始める2人。

「レイ、良いんですか!?」
「ああ、危険ではあるが、何でも縛り付けることが良い事につながるって事は決してない。だからこれでいいんだよ」
「ですが………!!」
「星、過保護すぎるぞ」
「レイだけには言われたくありません!!」

そう言い残して星はご飯の準備を始めた。ライや夜美も納得していない様子だ。

「やれやれ………」
「私も予想外だったわね。零治なら抱きついて離さないイメージだったんだけど」
「それじゃあ結局くすぶって最後には勝手に行動されるだろ?だったらある程度自由にさせた方が良いかと」
「レイ、それ本人の前で言っちゃ駄目でしょ………」

俺の話は当然優理とリンスに聞こえていた。

「別に俺はお前達の今日の行動を肯定している訳じゃないからな。はっきり言うと俺も星と並んで怒ってもいい気分だ」
「はい………」
「エローシュもエローシュだがフェイト達と協力してもらうとか出来ないのか?」
「管理局をあまり関わらせたくないんです………管理局が関わると真白ちゃんのお父さんも捕まちゃうから………」
「なるほどね………」

確かにリンスの言う通り管理局が介入してくれば真白ちゃんのお父さんは捕まってしまうかもしれない。だが自分達の身の回りを守るなら最強の魔導師が揃う機動六課であればいざという時も安全と言った感じか?そして何より最新の情報を得るにはうってつけの部隊でもある。

違かったとしてもやはりエローシュは頭が回る。全てを予測して行動していると俺は思う。
だからこそ信頼も出来る………

「一度エローシュとも話しておかなくちゃな………」

俺は優理とリンスの姿を見てそう思ったのだった………
















「ふぁ〜」
「おい、あくびすんなよ」
「平和だよな〜」
「私の話聞いてるか?」

6月下旬。
バルトマンが六課に攻めてきて実に1ヶ月ちょっと過ぎた。
零治やイーグレイ家に協力を求めたバルトだったが今の所進展は無かった。更に冥王教会の動きも全くと言って言い程なく、機動六課は毎日訓練の日々を過ごしていた。

「だがよ、ここまで何もねえとなぁ副隊長殿」
「何も無いのが一番なんだ!!それ
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