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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第44話 一難去って………
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あ、せめて連絡くらいして欲しかったな。お前達の担任は事情を知ってくれてるからまだ良かったものの、下手をしたら大事になってもおかしくなかったんだぞ?」
5時間目に入る際、エローシュ達がいないことでキャロ達を問い詰めた細野先生のお陰で優理達は急遽早退と言う事にしてもらった。そして俺達にも連絡が入った。シャイデの親友である細野先生は1年からずっとエローシュ達の担任を続けている。魔法の事も知っているので大変ありがたい先生だ。
「………ごめんなさい。でも言ったら絶対に止められると思ったから………」
「当然です!!」
「それじゃあ駄目なの。エローシュにもレイは目立ちすぎてるから気づかれるって言われたし、私達が友達の為に動いているのに大人の人にお願いしたら駄目だもん」
「ですが、バルトマンが関わる以上子供達だけには任せられません!!」
「それでも私達でやる!!」
何と言われようとも引かないと言っているその目に流石の星も困った顔で俺を見た。
「リンスも同じ気持ちなの?」
「うん。だって私も真白ちゃんの為に協力したい」
ライの問いかけにリンスは迷いなくそう答えた。
「………星、ライ、夜美、先に言っておくけど怒るなよ?」
「………何を言うつもりだ?」
夜美含め3人にジト目で見られるが俺は気にせず口を開いた。
「優理、お前の考え尊重しようと思う」
「「「レイ!!」」」
「だから怒るなって………」
そうは言ったものの予想通りの反応だったのでそんなに驚いてはいない。
「シャイデからも何か言ってよ!!」
「………私も零治と同じよ」
「「「シャイデ!?」」」
思いがけないシャイデの言葉に驚く3人。
かく言う流石の俺のシャイデの反応には内心驚いていたのだが………
「何でシャイデもなの?」
驚いていた3人を代表してライがシャイデに質問した。
「何でって子供達が決めた事を親がわざわざ口出す事無いじゃない?」
「でも相手はバルトマンがいるんだよ!?」
「そうね………だけどこの子達の目的はあくまで真白ちゃんをお父さんと会わせる事でしょ?だったら問題無いじゃない」
「だが、その道にはバルトマンが居る。もしも何かあってからでは遅いのだぞ?」
「そうね………だけど何もかも抑え込むのが親の仕事でも無いわよ?それに誰も全てを好きになさいなんて言うつもりは無いわよ?」
そんなシャイデの言葉に今度は優理とリンスが驚いた。
「どういう事………?」
「バルトマンが出てくるようだったら零治に言いなさい」
「えっ、でもそれじゃあ………」
「文句ないでしょ?だって貴方達の目的は真白ちゃんのお父さんなんだし、零治達がバルトマンを相手にしてても問題無いでしょ?」
「それはそうだけどお母さん……
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