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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第259話】
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。
「あの頃のラウラは周り全員敵ーって感じだったよね? 私も話し掛けたら無視されちゃったし……」
「う……す、すまない未来……」
「ううん。 今は仲良くさせてもらってるからいいよ♪」
申し訳なさそうに眉を下げて謝るラウラに、未来は気にしてない様子だ。
……何だか話が逸れた気がしなくもないが。
「まあ、何にしても次にペア大会があるなら美冬かな、選ぶのは」
「にょっ!? わ、私……?」
驚いた表情で見る美冬は、目をぱちくりさせて――。
「へへっ。 まさかお兄ちゃんに選ばれるなんて思ってなかったなぁ……。 ……何で私なの、お兄ちゃん?」
何かを期待するような眼差しと表情で見つめてくる美冬に、俺は――。
「ん? ……この中で誰か選べば納得しない子も居るし、美冬なら皆も納得するだろ? 兄妹だしな、これが」
そう言うと、花開くような笑顔に陰りが落ちる。
「……そ、そうだよね。 ……妹だから……かぁ……」
訊いてからしょんぼりする美冬だが、選ばれた事自体は嬉しいらしく――。
「ま、まあでもせっかくお兄ちゃんが選んでくれたんだし、そこは喜ばないとね♪ えへへ♪」
そう言ってはにかむように笑顔で応えるが、美冬は何を期待していたのだろうか?
……妹……だからなぁ。
妹に恋をするわけにはいかないもんなぁ……身体つきは女になったけど。
「……美冬さんでしたら、わたくしも問題はありませんわね」
胸に手を当て、ホッと胸を撫で下ろすセシリア。
「そうね。 ……てかあんた達って仲良いわよね? アタシにも妹か弟いたらなぁ……」
そんな感じで一人っ子の鈴音が言うものの、確か中国は一人っ子政策というのがあるらしいからな。
「ふふっ。 美冬みたいな妹なら、確かに可愛いかも。 ……妹、かぁ……」
一瞬シャルの表情に陰りが落ちるが、直ぐに何でもないように笑顔に戻る。
……そういや、本妻が居るって言ってたからもしかしたらシャルには腹違いの兄、姉、妹、弟のどれかが居るのかもしれない。
……訊いてもいい内容なら今度、訊いてみるかな。
「ふむ。 ……美冬は私の義妹だから、既に居るようなものだな」
「……まだラウラの義妹じゃないよ、私」
ラウラの言葉に直ぐ様突っ込む美冬。
でも前ほど拒絶してないところを見ると、ラウラが義姉になっても嫌では無いのだろう。
「私は小さい頃から美冬と一緒に居たからなぁ……。 姉妹に近いかも」
確かに、小さい頃から俺達三人いつも一緒だったからな……てか。
「一夏! ちゃ
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