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FAIRY TAIL 真魂の鼠
第二十話 恐ろしい魔法 
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S全「瞬間移動(テレポート)。」



赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の奴等が言った瞬間、辺りが眩しい光に包まれて、俺は思わず目を瞑っちまった。

?「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士は、眩しい光に弱いのかしら?」

どこからか女の声がして、恐る恐る目を開けると・・・

グ「・・はぁっ!?」

俺が目にした光景は上も下も、右も左も、360度青く透き通った水の中だった。

グ「な、何じゃこりゃ?」

?「驚くのも無理は無いわね。ここは海の中じゃないから安心しなさい。ここは赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)のギルドの地下にある、赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)の魔道士専用修行室。部屋に海の中のCGを映し出しているだけよ。どぉ?よく出来てるでしょ?」

前方から腰辺りまである群青色の髪の毛を真っ直ぐに下ろし、吸い込まれそうな黒い瞳。青系のグラデーションのワンショルダーの膝丈ワンピース。カツン、カツンと黒いサンダルの踵を鳴らしながら一人の女が俺に歩み寄って来た。

グ「てめぇが赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)のS級魔道士の一人か。俺の仲間はどこだ。」

?「安心して。あなたのお仲間さん達は別の修行室で私以外の赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)S級魔道士と戦っているわ。たぶん、まだ殺されてはいないはずよ。」

女は不敵に微笑む。

グ「俺達妖精の尻尾(フェアリーテイル)は、お前等みてぇな『闇』の人間にはぜってぇ〜に負けねぇよ。『闇』は『光』に勝つ事は出来ねぇからな。」

?「あ〜ら。どうやらすごい思い過ごしをしているみたいね。『光』に勝つ事が出来ないのは赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)以外の『闇』。赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)に敵うものはこの世に何一つ無いのよ。」

こいつ、見習いてぇくらいのすっげぇ〜自信家だ。

サ「私はサフィ=M=プラッシュ。赤面の吸血鬼(ブラッシュヴァンパイア)のS級魔道士の一人よ。」

名乗りながらサフィは左手の上で小さな水の球を作る。俺は胸の辺りで両手を構え、冷気を溜めると、

グ「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔道士、グレイ・フルバスターだっ!アイスメイク、槍騎兵(ランス)ッ!!」

名乗り出たのと同時に、無数の氷の槍を放つ。サフィはその場から動かず、右手を斜め上から斜め下へ振り下ろした。すると、氷の槍がサフィが右手を振り下ろした辺りで粉々に砕け散った。

グ「えっ?」

サ「水圧で氷の槍が砕け散ったのよ。私は人間の体を切り刻む事が出来る水圧を起こす事が出来るのよ。だから、あなたも気をつけないと、真っ二つよ。」

す、水圧だけで、真っ二つ・・・俺は口角を上げて薄く笑う。


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