第三章 終わる日常
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方で三度目の爆発が起きる
「コレ、見に行った方が良いよね?」
ハイディの、言葉に椿と東が首を横に振るう
「解った、じゃあお前ら見に行ってこい、俺ここで見張っとくから」
トーリがふざけた、事を行っているとシロジロとハイディが、トーリの両腕を掴む
「………え? 何してんのお前ら」
戸惑うトーリ、状況についていけない東
それらを無視して、椿は勢いよくトーリの背中にドロップキックを決める。
「うわぁ!? 総長が!」
「気にしない方が良いよ、東君」
勢いよく飛んでいくトーリを無視して、椿とシロジロは出口を目指して歩き始める。
●
爆発を避けて、校庭に出ると既に皆がいた。
爆発の、原因は浅間達がやった事だと判明した。
椿は校庭に腰を下ろし、ノリキから貰った水を飲んでいた。
「無駄に疲れた。」
「全くだ。」
ため息をつき二人は、立ち上がり皆の方へ歩きだす。
すると、女の子の泣き声が響く
見ると武蔵王ヨシナオと鈴の姿が、見えた。
「オイオイ、王様何やってんだよ」
「ま、待て麻呂、別に何も」
椿の言葉に、焦る武蔵王
するとさっきまで、泣いていた鈴がいきなり泣き止む
鈴は、両の耳に手を当てる、そして
「え………?」
眉をひそめる鈴に椿が武蔵王に、言う。
「王様、退け向井の邪魔だ。」
椿の言葉に武蔵王が何か言っているが、無視する。
「あ、あっち」
と、さげんの方角を見る、そこには各務原の三渓があり、その向こうの南側に三河の町がある。
武蔵からは、山で隠れているため、町の明かりが見えない
しかし、夜の闇を照らす光が生まれた。
「オイオイ、アレ炎じゃねぇか」
椿の言葉に周囲は驚く、その中で直政が呟く
「爆発じゃないかね」
その呟きに、応じるようにネシンバラが答える。
「あのあたり………三河を監視する聖連の番屋の内、一番高いとこのがある筈だよ。確か今朝は三征西班牙の生徒が詰めていた筈だけど、何だろう、事故かな、火災とかの。………下の番屋はこっちからは見えないけど、気づいていないのかな」
だんだん、皆の顔に不安の色が浮かぶ。すると
「おーし! 続きは今度だ!!」
トーリの言葉にヨシナオ以外の皆が頷いた。
すると、皆は各々帰り始めた。
椿は、三河の状況を確認するため酒井に連絡を、とろうと携帯を取りだし番号を打とうとしたとき
ふと鈴の声が耳に入った。
「あ、あれ………その」
皆が鈴の指差す方を見た。そこにいる、一人の少年を
「…………余?」
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