第五章 StrikerS編
第百四十九話 『公開意見陳述会(7) 機動六課防衛戦』
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ずかはというと、
「なんか、改めて皆さんの凄さを実感しました…」
シャマルがそう言葉をこぼし、
「そうですね。私達の支援が今のところ意味を成していませんから…」
すずかも同感らしくシャマルに合いの手を返す。
「でも、ただじっとしているわけには行きません!」
それでシャマルは疲れたらすぐに一回退避してきてね、と全員に念話を送るのだった。
しばらく迎撃が続いていたが、次第に学習したのかガジェットは突っ込んでくるだけじゃなく一箇所に集まって砲撃を開始した。
しかしそれはキャスターの強固な結界の前には意味をなさず、弾かれて終わってしまっていた。
「みこーん! 無駄無駄無駄! わたくしの結界を壊せると思わないでくださいましね?」
そして、「お返しです!」と宣言し、
「全魔砲門術式展開!」
かつて月村邸にてセイバー・オルタナティブに使用された術。
だがあの時はあまりにもセイバー・オルタナティブの対魔力が高かったために無駄に終わってしまった。
だが、今回はただの機械であるガジェットと一般の魔術師にも劣る対魔力しか持たない骸骨怪鳥である。
結果はすぐにわかった。
魔砲門がいくつも展開されそこからあらゆる属性の魔力の塊の放出が放たれ、次々と被弾していき、燃えるもの、凍りつくもの、切り裂かれるもの…結果は様々だがガジェットのほとんどか墜落し、骸骨怪鳥も核だけとなりすぐ様士郎とヴァイスに撃ち抜かれていた。
戦果は圧倒的に士郎達に向いていた。
…その一方的な蹂躙劇をかなり離れた距離でモニター越しに見ていたナンバーズのオットーとディード、そしてルーテシアはというと、
「機動六課の戦力を甘く見ていたね」
「そうですね…」
「………」
オットーが無表情でそう呟き、ディードがそれに返す。
ルーテシアは無言で見ているだけだった。
「ドクターには不利だと思ったら撤退してもいいと言われているけど…」
「ええ。ただなにもできないのも悔しいですね」
「…でも、あの戦力に挑むのは無謀…」
ルーテシアが口を開き『無謀だ』と下す。
それでそろそろ撤退も目処に考えようとしていた時に、
「………」
「「「!?」」」
突如として三人の前にフードを着た人物が転移してきた。
それに三人は驚き、一番びっくりしたルーテシアがガリューを召喚して前に出す。
しかし、フードの人物は手を前に出して、
「…手助けしてやる」
そう、言ってきた。
それで三人は怪訝な表情を浮かべるが、フードの人物が「魔術師の一派のものだ…」と言うと三人はそれで納得したのだった。
そしてフードの人物はその手に二メートルはあるであろう刀を握った。
「(なんだ…? あの剣から
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