第五章 StrikerS編
第百四十九話 『公開意見陳述会(7) 機動六課防衛戦』
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「…士郎さん。聞こえますか…?」
『どうした、グリフィス?』
「はい。敵の数を索敵したのですが、その…」
つい言い淀んでしまう。
しかし士郎さんはすぐに察したのか、
『敵の本隊が来ているのだな…?』
「はい。ですが、その数があまりにも…」
『わかった。後は任せろ。なんとかする。
それと、いつも通りに落ち着いて取り組むといい。
そうすれば私達はそれに必ず応える』
「はい。頑張ってください。異常があったらすぐに報告します」
『よろしく頼む』
それで士郎さんとの通信を切る。
「ふふ…さすが士郎さんですね」
「そうだな、ルキノ。というわけだ。僕達は僕達が出来ることを専念しよう。頼むよ、ルキノ?」
「はい。任せてください!」
それから僕とルキノはまたモニターを凝視するのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神士郎
…さて、シホの読み通り敵が攻めてきたようだな。
「キャスター、準備はできているか…?」
「はい、ご主人様。わたくしめにお任せくださいまし! 結界、起動します!」
キャスターの言葉とともに機動六課周辺にキャスターが今の今までコツコツと地道に作成してきた結界が起動して膜が展開される。
「ご主人様! わたくしは結界維持といざという時の魔砲門を展開しますので、結界を抜けてきた連中をお願いします!」
「わかった!」
それで私は今この場にいる一同に指示を出す。
「志貴とアルクェイド、ザフィーラにライダーは前衛と防衛を頼むぞ」
「わかった」
志貴はそれでナナヤを構える。
「了解よー」
アルクェイドは爪を硬質化させて腕を何度も振っていざいかんと結界の外に走っていく。
「任されました」
ライダーは釘剣を手に持ち志貴と一緒に敵を待っているようだ。
「任された」
ザフィーラは久しぶりに狼の姿から人型へと変化し拳を握る。
「そしてシャマルとすずか嬢は補助と傷の回復を頼む」
「わかりました。クラールヴィント、頼むわね?」
《Ja.》
「任されました、士郎さん!」
シャマルとすずか嬢が元気良く答える。
「そして私とヴァイスはアウトレンジからの狙撃で前衛の四人を援護だ」
「うっす! 士郎の旦那! 久しぶりの出番だ。気合い入れて行くぞ。ストームレイダー!」
《お任せください》
ヴァイスはこの時のためにストームレイダーをヘリから取り外して持ってきたのだ。
今までの訓練の成果を出すいい機会だと思う。
「では、各自頼むぞ!」
『はい(おう)!』
私もブレイドテミス・ボウフォルムを手に構え、投影した矢をつがえて鷹の目で暗い空を駆けてく
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