暁 〜小説投稿サイト〜
それぞれの白球
加持編 血と汗の茶色い青春
第三話 代替わり
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の秋どうだったかと言えば、夏休みの猛練習の甲斐あって、準々決勝で甲子園帰りの八潮第一を5回コールドで粉砕して圧倒的に埼玉を勝ち上がったまでは良かったが、関東大会の初戦で神奈川2位の横浜と当たっちまったのが運の尽きだった。神奈川の決勝で一度負けてるとはいえ、この横浜も相当期待されていたチームだったらしい。関東大会1番の好カードと目されたこの試合は、白神のランナーへの無警戒さを突かれて失った5点が命運を分けた。

またしても甲子園を逃した。
冬月のオヤジはカンカンだった。
気合いを入れて春のセンバツを目指すべくチームを鍛え上げてきたのに、今度は自滅で甲子園を逃したのだ。
「貴様らは一体この夏何をしてきた!?」
珍しく声を荒げて俺たちに怒りをぶつけてきた。

俺が入学して以降の是礼は、どこか歯車が噛み合わない。どんよりとした空気が漂う中で、是礼の名物にもなっている厳しい冬のトレーニング期間が始まった。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ