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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 A
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ゲームを行います。
“カラッチ・トーロ”印
“ノーネーム”印』
「わあすごい・・・巨大迷路だ・・・」
「中々楽しそうなステージじゃない。」
「これだけのステージを準備できるってことは、あれもそこそこのギフト保持者なのか・・・黒ウサギ、どうした?固まってるぞ?」
一輝が黒ウサギの目の前で手を振ると、黒ウサギははっと戻ってきた。
「何て事をしているんですか、一輝さん!?挑発してギフトゲームを開催させるなんて!」
「ムシャクシャしてやりました。反省はしていません。」
「だまらっしゃい!せめてゲームの内容を確認してから、」
「おーい。チップのところ、ウサギ肉贈与って書いといたぞー!」
「何やってるんですかおバカ様!」
黒ウサギはハリセンで一輝と十六夜の頭をはたく。
「ウサギ肉って黒ウサギのことですよね!?」
十六夜と一輝はシンクロした動きで頷いた。
「鬼悪魔ド外道ーッ!!」
「ああ、うん。俺鬼道っていう外道の一族の人間。」
「そう言う事を言っているのではありません!!」
「まあまあ。きっと美味しいハンバーガーになるぜ。」
十六夜が茶化したことにより黒ウサギが涙目になるが、そこに四人が慰めの言葉を掛ける。
「大丈夫よ、黒ウサギ。勝てば何も問題ないのだから。任せておきなさい。」
「私、頑張るよ。黒ウサギがハンバーガーにされないためにもね。」
「まあ、そう言うことだ。俺たちがあんなのに負けるはずがないだろ?」
「俺たちは楽しむためにこの箱庭に来たんだ。簡単にクリアできるゲームじゃつまらねえ!」
十六夜が黒ウサギに早く来るように促すと、黒ウサギは涙を流しながら十六夜の手をとる。
「い、十六夜さん・・・皆さん・・・なんと頼もしい・・・黒ウサギは、貴方達三人が着てくれて本当に・・・本当によかったですっ・・・!」
黒ウサギは一度落とされていた分、かなり強い感動に包まれながら、膝を立てる。
「それで?とりあえず啖呵きったはいいけど何か作戦はあるのか?」
「えっ別に私作戦なんて考えてないけど。」
「私もとりあえず便乗してみただけだし・・・」
「俺は感情に任せて行動しただけだしな。」
「何だ勝算ゼロかよ!テキトーにいくかー」
「まあ、何とかなるだろうし。」
引きずられている黒ウサギは、再び泣きたくなってくる。
「ぜ・・・前言撤回・・・」
今回のことを、一輝は後に『落として上げて落とす作戦』と呼んでいる。
「やっぱりとんでもない問題児達ですっ!!!」
=============
「作戦会議を行いましょう!闇雲に動いても無駄に体力を消耗するだけですから、突破口となりうる」
「気をつけて進む!」
「前向
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