第二章
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だが西本はだ。あくまでこう言うのだった。
「負け続けても。それでもや」
「最後にはですか」
「巨人にですね」
「阪急は巨人に勝つ」
強い決意を以て言うのだった。
「絶対にや」
「王や長嶋がいてもですか」
「絶対にですね」
「うちの選手達ならやってくれる」
選手達への絶対の信頼を基にしての言葉だった。
「だからや。何度でも向かうで」
こう言う西本の下には多くの選手が集っていた。その彼等もだ。
戦いに向かう目でだ。口々に言うのだった。
「わし等絶対に巨人に勝つ」
「何があってもや」
「何度負けても最後には勝ったる」
「そしてや!」
負けた者の声ではなかった。その声でだった。彼等は誓った。
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