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問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜無敵の転生者〜
時雨、コミュニティ入りを決める。
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口が悪くて、全身から“俺、問題児!”ってオーラを放ってる殿方とウサギを頭に乗っけていて、なかなか毒舌な殿方が…ってあなたは誰ですか!」
「そのウサギですよ。名前は天月ヒョウです。っとマスターは世界の果てまで行きましたよ?」
「なんで教えてくれなかったんですか!」
「黒ウサギには言うなよってマスターに言われたからです」
「…はあ」
ガクリ、と前のめりに倒れる。
「それでは行ったらどうですか?世界の果てまで。急いだ方がいいですよ?なにやら神格をもった蛇と戦ってるようですが…?」
「水神と!?いけません!人間が挑めるような相手じゃありませんよ!」
「なら行ったらどうですか?お得意の俊足で」
「わかりましたよ!言われなくても行ってきますよ!」
黒ウサギは髪を緋色の染め、走って行った。
場所は変わって世界の果て。
「たしかここら辺に水神が…」
「あれ?お前黒ウサギか?」
「あ、時雨さんに十六夜さん!よかった。ヒョウさんに水神にゲームを挑んだと聞かされましたがあたってなくて「挑んだぞ?」−へ?」
「だから挑んだって水神にゲーム」
『まだ…まだ終わってないぞ小僧ォ!』
ま、その後は十六夜が蛇倒して黒ウサギを問い詰めるところだ。
という訳で今語り中でっす。
さてこれも纏めちゃいましょう!
まず、黒ウサギのコミュニティには名乗るべき名が無く、ノーネームと名乗っている。
そして、誇りといえる旗も無い。ついでに中核を成す仲間達は1人も残っておらず、ゲームに参加できるだけのギフトを持っているのは122人中黒ウサギとジンだけだという。
「もう、崖っぷちだな!」
「ホントですねー♪」
十六夜の言葉にウフフとわらってからガクリと膝をつく黒ウサギ。口にだすと本当に末期なんだと再確認したという感じだ。
「本当…だよな。原因はなんだ?黒ウサギ」
「箱庭を襲う天災ー魔王によって全てを奪われました。その魔王が原因です」
“魔王”ーその単語を聞いた途端、十六夜が声を上げる。
「ま………マオウ!?」
その瞳は新しい玩具を見つけた子供のように輝いていた。
「魔王!なんだよそれ、魔王って超カッコイイじゃねえか!箱庭には魔王なんて素敵ネーミングで呼ばれてる奴がいるのか!?」
「え、ええまあ。でも十六夜さんが思い描いてる魔王とは差異があると」
「そうなのか?けど魔王なんて名乗るんだから強大で凶悪で、全力で叩き潰しても誰からも咎められることのないような素敵に不敵にゲスい奴なんだろ?」
「ま、まあ……倒したら多方面から感謝される可能性はございます。倒せれば条件次第で隷属させることも可能ですし」
「へえ?」
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