日常編 その2。
それでも あたしが・・・
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
の話聞いたか?」
「『商業ギルド』が武装集団に占拠されたって話だろ?おっかないね〜」
「いや・・・その武装集団って裸の包帯男、闇ギルドだってよ」
「マジかよ!?じゃあ軍隊じゃ手に負えねーじゃねーか」
その会話を聞いていた2人の脳裏に昨日のジュードの言葉が蘇える。
『私はこれからアカリファの商業ギルドで仕事をするんだ』
そして、目を見開く。
(お父・・・)
(ルーシィのお父さん・・・)
そんな2人にナツ達は声を掛ける。
「どーしたルーシィ、ルー!早くベルベノ退治行こーぜ」
「退治じゃない、捕獲だ」
「どうせ暴れんだ。ぶっ飛ばす!」
「あいさー!」
「グレイ、そう言いながら服脱ぐなって」
「ま、裁けばいい話でしょ」
「「「「「いや、それは違う」」」」」
「・・・?」
「何か違うのか?」
ティアは全員に否定され、不思議そうに首を傾げる。
その足元にいるヴィーテルシアもこてっと首を傾げた。
(あんな人・・・どうなっても・・・あたしには関係・・・)
ルーシィの握りしめた拳が震える。
「?」
「オイ、どうしたんだ?ルーシィ」
アルカが声を掛けた、瞬間。
ルーシィの脚は動いていた。
その会話をしていたテーブルへと。
「アカリファって・・・」
が、ルーシィがその人達にアカリファの場所と行き方を聞く事は出来なかった。
「!ルー!」
「行くんでしょ!?」
聞く前に、ルーがルーシィを手を掴んでいたからだ。
ルーの言葉にルーシィは頷き、キャリーバックを掴む。
「ルーシィ?」
「ルー?どうした?」
「ねぇっ!仕事は・・・」
ハッピーの言葉にルーシィとルーは同時に答えた。
「ごめん!用事が出来た!」
「僕もっ!」
「おいルーシィ、家賃・・・」
「ルー!仕事放棄するんじゃないわよっ!」
ティアのキレ気味の声を聞きながら、2人はアカリファへと向かう。
(あんな人だけど・・・それでもあたしが・・・助けに行かなきゃ!)
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ