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少年少女の戦極時代
第61話 味方がいる
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た。

「ありがとう。もう――行くよ」
「気をつけてね。いってらっしゃい、光実兄さん」
「行ってきます」

 光実はついに車の助手席に乗り込んだ。



 運転席にいた湊が車を発進させる。

「妹さん? かわいい子ね」
「妙なちょっかいかけないでくださいよ」
「それは、プロフェッサー次第」

 碧沙は見えなくなるまでずっと手を振ってくれていた。
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