暁 〜小説投稿サイト〜
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ここが本当の正念場 ラストバトルin海鳴
[9/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
る。
「す、すごい魔力量・・・!!レイジングハートを握っているだけで精いっぱい・・・!?」
だが、それだけの規模となれば当然魔力を放出するなのはへの負担も桁違いとなる。当初の予測では10q伸びれば御の字という計算だったのだが、既に規定の長さを大幅に上回っているのは嬉しくない誤算だ。
下手をすればコントロールできなくなり、負荷がかかりすぎたレイジングハートごと爆発四散で南無三の可能性がある。何を隠そうレイジングハートが一番焦っているのだし。
「大・・・っ丈夫!!私が、付いてるから!!友達がいればこれくらいのピンチは何度だって乗り超えられるッ!!」
それは魔力刃を延々と形成し続けているフェイトも同じことだ。それでも彼女たちは退かない。媚びない。省みない。この一夜の戦いの結末を見るために、そしてもとより友達として、ここで諦める気など存在しなかった。
と、その負担が急に減少する。はっとなって目を開ければ、レイジングハートには―――クロエの小さな手が添えられていた。バルディッシュにはアルフの手が。そしてその後ろではリニスがその場の全員に強化魔法をかけている。
「なのは、重心を確り。身体の重心が大地と直角になる様にすれば、地面が勝手に手伝ってくれる」
「お兄ちゃん・・・!!うん、頑張る!!」
「全く水臭いよフェイト?あたしだってフェイトの友達だろうに」
「・・・そっか。頼る友達は1人じゃなくたっていいんだよね」
「そして友達じゃなくたっていい。さぁ二人とも!私たちはあくまで単なるお手伝い!後は自分たちで決めるんです!!」
なのはがフェイトを横目で見る。それを見たフェイトは無言で頷いた。
とうとう巨人の剣が振るわれる。
「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」」
刃が傾き、水平になる。2人はそれをあらんかぎりの力を込め、最終目標に向けて横薙ぎに振るった。伝わる魔力の衝撃で2つのデバイスが鉛の様に重く感じられたが、それはこの剣がそれだけの威力を内包している証左だ。
刃の先端が海に激突して跳ねる。収束が崩れた魔力が先端で爆発して海を抉るが、最早この段階まで来れば関係のない事。
「「薙ぎ払え!星ごと敵をッ!!」」
水平線を”薙ぎ払い”ながら轟音を立ててナハトの残骸がいまだあるであろう場所へと進む刃。先端の爆発の所為でどんどん大きくなる"しなり"が水平線を容赦なく切り裂くその様は―――まるで、この地球と言う惑星そのものを薙ぐが如く。
この地球上の何よりも巨大な光の刃が、今こそ最後の敵を薙ぐ時。
「「
星 薙 ノ 太 刀
(
スターライト・ ス ラ ッ シ ャ
)
ァァァーーーッッ!!」」
音が、影が、存在するはずの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ