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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ここが本当の正念場 ラストバトルin海鳴
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ん、反省した?」
《正直調子乗ってた。これからはニルスの言うことちゃんと聞く。だから・・・見捨てないでくれ》
(この子は一体何キャラなんだ・・・)

龍鱗機できっちり存在を定着させ、5体満足で這い出てきたナハトは必死その物の顔でニルスのバリアジャケットの裾を掴んで懇願する。・・・自身の頭部から生えた不思議な形状の角がニルスの頭に何度か激突している辺り、結構天然のようだ。



3つの魔法は中心でせめぎ合い、周囲の魔力素濃度はとうとう90%を突破した。恐らく今現在地球に存在するすべての魔力素が集まっているのではないかというレベルのこの魔力素を―――

「さあ、やろうかレイジングハート!」
「付き合ってね、バルディッシュ!」
『『All right!!』』

―――最後の一撃に丸ごと利用しようとしている大馬鹿者が2人と2機存在すると言ったら、皆さんはどうする?


掲げられた不屈の心の先端に膨大な魔力が集中していく。自前の魔力、フェイトから分けてもらっている魔力、空気中に散っている皆の魔力とこっそり紛れ込む無限力。清濁併呑とばかりにあらゆるエネルギーを集めまくったそのチャージスフィアは膨張を続け――――とうとうギガントシュラークの先端パーツを超えるサイズまで膨れ上がる。今まで空気中にどれだけ出鱈目な量の魔力がばら撒かれていたかを証明すると同時に、なのはのリンカーコアの魔力処理量も馬鹿げていることがはっきり分かる。

「うぅっ・・・これが最大かな・・・!フェイトちゃん!!」
「分かった!バルティッシュとレイジングハートのコントロール同期・・・いっけぇぇぇーーーーー!!!」

レイジングハートと隣り合って掲げられたバルディッシュからレヴィのそれにも劣らぬ莫大な雷が漏れ出し、チャージスフィアに纏わりつく。

次の瞬間、巨大すぎるほど巨大なスフィアが弾け、構えた真上に桜色の魔力光が放出した。

「何だ、失敗か!?」
「いいえ、違うわ」

自身の想像していた展開と違う光景に”暴発”の2文字がよぎったクルトだったが、その考えをプレシアがすぐさま否定した。

「よく見なさい、あの魔力の奔流を・・・」
「・・・!?まさか、放出される魔力を強引に魔力刃に変換してる!?そうか、1つのデバイスでは処理が追いつかなくとも2つを同期させれば・・・!!」
「魔力刃の長さが500メートルを突破、まだ伸びますね・・・フェイトはいいお友達に出会ったようです」
「おい、言ってる間に刃の長さが13qを突破したぞ」
「ちょ、いくらなんでも長すぎだ!?」

ちなみに地上から真上に13キロという事は、既に対流圏を突破して成層圏と呼ばれる大気層に到達していることになる。控えめに見ても人間の起こす現象ではない。最早一種の戦略兵器の域であ
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