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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ここが本当の正念場 ラストバトルin海鳴
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早あんた誰レベルである。
《やはり精神に異常を来したか・・・だからやめておけと言ったのに。録画されて主にイジられても知らんぞ?》
《3つの人格が同時に存在する訳ですからねぇ・・・負荷でねじが外れちゃってます》
≪アナタ方に、この『ネオ・シャマル』の力をお見せしましょう・・・≫
しかし腐っても鯛。ダブルユニゾンによってシャマルは『ネオ・シャマル』を名乗るに相応しい莫大な魔力を得ることに成功していた。具体的に言うと・・・今限定でSSSランクに手が届いているのだ。今までは戦闘向きの騎士でもなかったためシステム的に回される魔力量が少なかったが、こうなってしまえばこちらのもの、と言わんばかりにどこぞの野菜人みたいな名前で自分を呼ぶその姿は・・・まさしく芸人の鏡なのかもしれない。
≪さぁ皆さん、準備はいいですか?≫
「多分シャマルが別の意味で一番アカンと思うんやけど・・・」
「何だそれは?偉大な王である我の真似事か?そうなのか?」
≪黙りなさい慢心王。自分の事を”我”とか呼んで恥ずかしくないのですか?≫
「うっ!?頭がパーなはずなのに何故かいつもより頭がよく見えるぞこの塵芥・・・!?」
『いつでも準備は出来ています!タイミングを教えてください!』
はやて、ディアーチェ、シャマルの3人による一斉射撃の後、すぐさまなのはとフェイトが攻撃を仕掛ける。バインドの拘束で一時的に再生能力を阻害されている今こそ勝負の時だ。
「ふん・・・合わせろよ、夜天の。ギャラルホルンはとうに鳴った!!」
「タイミング外さんといてな、紫天の。これが私の全力全壊や!!」
≪ククク・・・さあ、おしまいにしましょう・・・≫
言葉は不要。常勝の王は唯その手を振り下ろせばそれでよい。
夜天の主は祝福の風と共に、3陣連結魔方陣を、紫天総べる王は巨大な5重魔方陣を。
ネオ・シャマルはクラールヴィントを用いて展開した増幅魔方陣を3段重ねで展開した。
≪この魔法は空間と時間全てを歪曲し、破壊します―――さあ、覚悟はいいですか?≫
「紫天に吼えよ、我が鼓動!!出でよ巨重―――」
「響け、終焉の笛―――」
≪ディストリオン・シャマルビィィーーーーム!!!≫
「ジャガーノォォォーーートッ!!!」
「
神々の黄昏
(
ラグナロク
)
ッ!!!」
射線上に存在するすべてを殲滅する白、紫、翠の閃光は丁度中心点―――ナハトの残骸を空間ごと呑み込んだ。神の怒りに触れた混沌の獣は、神々の断罪でその罪に押し潰される。最早肉片の一つも残っていないと考える方が自然なまでの破滅の濁流から逃れる術は存在しなかった。
『・・・・・・・・・・・・・・・・私は今、お前たちと本格的に事を構えなかったことを心の底から感謝している』
「ナハトちゃ
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