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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
ここが本当の正念場 ラストバトルin海鳴
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りは。
尚、これは未来の事になるが・・・彼女の情報も高町家に勘違いとして伝わり、クロエは余計に鎧の正体を言いにくくなったという。
『3人ともそろそろ引いてぇな!今から王様と私でその子を吹っ飛ばすでー!!』
矢は手からの念話にすぐさま反応した3人は弾かれるようにその場を散会し、ズタズタになりながらもまだ再生しようとするナハトの残骸が残った。その残骸をチェーン、ワイヤー、リングなど実に様々な
拘束魔法
(
バインド
)
が一斉に縛り上げた。後方に下がっていた苗、ユーノ、クルト、マリアンの4人同時束縛である。
「どんなに壊しても膨れ上がるなら、ふん
縛
(
じば
)
って抑えつけてやるさ・・・!」
「何も役に立ててないんだから、これぐらいは!!」
「ここからが正念場よ、踏ん張りなさいよ男の子!」
「初めてだったんだけど・・・まぁまぁかな?」
・・・苗のバインドが馬鹿に大きい。祭りに使われるしめ縄のようなサイズでみしみしと音を立てながら拘束するそれは、バインドと言うより処刑道具に見えなくもない。だが、これから処刑されるということを考えれば間違いでもない。
そう、これより残骸に最終地獄が訪れる。
= = =
「やるんだな・・・本当に!」
「わ、私もこんなこと初めてだから上手くいくか不安ですぅ・・・」
「女は度胸!!ここでやんなきゃ一生後悔することになるわ!」
シャマルのデバイス「クラールヴィント」が指輪より伸び、碧の輝石はツヴァイを、蒼の輝石はヤミを包む。
「シグナムもヴィータも出来るんだから、同じヴォルケンリッターの私に出来ない道理はない!!」
「だからと言ってこれは・・・」
「ちょっと無理が・・・」
「無理を通してして道理を蹴っ飛ばすって昔偉い人が言ってました!!」
3人をベルカ式の同調型魔法陣が包み、シャマルは声高らかにその儀式の開始を告げた。
「
二重融合
(
ダブルユニゾンイン
)
!!」
ユニゾンイン。それは融合騎と呼ばれる特殊デバイス―――リインフォース達のような存在―――のみが行える高度な魔術であり、文字通り融合を果たすことで戦闘能力を相乗効果的に増大させるベルカの秘術である。だが、ユニゾンは普通一人と一機で行うのが基本である。
では、2人同時にそれを行ったらどうなるか。
≪光強ければまた闇も
澳
(
ふか
)
く、
遍
(
あまね
)
く光照らさば、
普
(
ことごと
)
く闇に
蔽
(
おお
)
われん・・・ク、ククク・・・≫
《《あっちゃー・・・やっぱり無理があったか・・・》》
結論:人はダブルユニゾンをすると中二病を発症する。
清潔感のあった緑の騎士服は残滓の影響か藍色と赤を基調とした色に染まり、その髪は元々の金色を完全に無視した深い紫。口元に浮かべる貫禄たっぷりの微笑は最
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