スーパーロボット大戦OG外伝
0520話
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可能になるまでどのくらい掛かりそうだ?」
「あー、そうっすねぇ。20分……いや、30分くらいですか。機体に関してはもう運び入れたって事でいいんすよね?」
「ああ。そっちに関しては完了している」
「なら20分で。だからもうそろそろ乗り込んでも構いませんよ?」
「そうか。……おい、悪いがさっき分かれた俺の部下達を呼んできてくれないか?」
「は、はい。すぐに!」
余程俺とミツコとの繋がりが衝撃だったのか、小さく頷くと走って去って行く男。
そこまで怯えなくてもいいと思うんだがな。まぁ、イスルギ重工がここまで発展してきたのはミツコの商才によるものである以上はしょうがないんだろう。
そんな後ろ姿を見送り、ツナギの男に改めて声を掛ける。
「じゃあ、悪いが準備の方をよろしく頼む。早く済ませるよりも確実に済ませてくれ」
「分かったっす。イスルギ重工本社付きの整備士の実力を見せてやるっすよ」
笑みを浮かべてそう宣言すると、小さく頭を下げてツナギの男も去って行く。
それを見送った俺とコーネリアは早速レイディバードへと乗り込むのだった。
「さて、悪いがちょっとやる事があるんでな。暫くはこっちに集中させて貰うぞ」
「ああ。構わない」
そう言いつつ機内の中にあった紙コップで何かを飲んでいるコーネリア。この香りから言って紅茶だろう。
仮にもギアス世界の皇族が紙コップで飲むような紅茶を特に何も言わずに飲むのは軍人として育って来た故か、あるいはホワイトスターで俺と一緒に暮らし始めた為か。……絶対に後者だな。
そんな風に考えつつ、空間倉庫から紙とペンを取り出す。
そして上級修羅であるメイシスへと。そしてその恋人でもあるアルティスに対しての手紙を書こうとしてふとその動きを止める。
「……待てよ?」
「アクセル?」
「ああ、いや。何でも無い」
不思議そうに尋ねてきたコーネリアに首を振り再び目の前の紙へと視線を向ける。
そもそも修羅というのは修羅界で生きてきた者達だ。そんな相手にこっちの文字が読めるのか? そんな疑問が湧いてきたのだ。
だがすぐにそれに対して首を振る。何しろ普通に言葉は通じているのだ。文字も同様と考えた方がいいだろう。それに最悪、フォルカが誘拐したコウタの妹のショウコがいるんだから何とかなると思う。
さて、そうなると手紙に書く内容だが……まず、俺が修羅達の存在を把握している事、その中でもメイシスを通してその恋人であるアルティスへと手紙を送った事。そしてこちらに協力するのなら修羅の掟以外の、つまりは俺達の常識で動く事にはなるが1つの星を開拓する為に手を貸してくれればそこに居住する許可を与えられる事を書く。
そして最後にはこの手紙を送った俺、アクセル・アルマーが所属する組織であるシ
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