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新 バトルロワイアル
第4話〜第6話
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新 バトルロワイアル 第4話 悪の花道


  ・・その男は根性の塊なり・・


富樫源次「ったくよ 一体なんだってんだよ
訳のわからねぇ事に巻き込みやがって」


まだ薄暗い時間帯 場所はAー7東に3キロから
4キロ程歩けば灯台に南に2キロ程歩けば
西の大陸への架け橋がある場所である
この場所に一人の男がいた


男は野性味溢れる面持ちと鍛え抜かれた
肉体と相まって一見近寄りがたい雰囲気がある
男である


だが分かる人ならその瞳を見ればそれが
間違いだとすぐに分かる


瞳の中には自分の道を貫く強い意志がある
それはこの殺し合いの中でも同じだった


男は猛っていた 怒っていた だがそれは
自分が巻き込まれたからではない


あの広い部屋で何も出来なかった自分に対して
そしてあんな年若い少年を無惨に殺した
闇の声に対してだった


暗闇に目が慣れていなかった 気絶から
目が醒めたばかりで頭がうまく働かなかった
為に状況把握が出来なかった


だがそんな事は所詮は言い訳に過ぎない
動くべきだった 動かなければならなかった


それをあの少年はやってのけたのだから
その少年の事を暗闇の声が言っていた
軟弱者だと 弱虫だと 腰抜けだと


源次「そんな訳ねぇだろうが そんな訳
ねぇだろうが!!」


自分には分かる それがはっきりと分かる
あの小僧は強かったとそれは俺だけじゃない
塾生達もきっと同じ事を言うだろう


源次「畜生……清志郎って言ったかあの小僧
……強ぇ奴だ…漢だったぜお前は………
安心しろやお前の落とし前は必ず付けてやる」


右手には支給品のドス その胸には熱き魂を
持って男は動き出す


彼の名前は富樫源次 男塾1号生富樫源次
何者にも縛られず決して折れぬ魂を持つ男






新 バトルロワイアル 第4話 悪の花道
溝呂木愼也 浅倉威 富樫源次







源次「おっと・・そういやルールをまだ
確認してなかったな」


気持ちを落ち着けた富樫源次は取りあえず
ルールを確認することにした


早速富樫源次はバックからルールブックを
取り出し一通り確認する


源次「はあ?……あぁ……なるほどなぁ
6時間ごとに死亡放送 禁止エリア 
そして特定の人物に能力の制御か」


目を通すと次のような事が書いてあった
まずは6時 12時 18時 0時に死亡放送が
流れるらしい


その時に禁止エリアも発表される 禁止エリア
と聞いてその中に入ると爆発するかと思いきや
そうでは無く禁止エリアにはその場所ごとに
ある星
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