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新 バトルロワイアル
プロローグ〜第3話
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侵入も不可能なこの闘技場の唯一の入り口は
正面からの一つしかない


そんな鉄壁の守りに覆われた闘技場の内部では
一人の少年が興奮覚めやらぬ様子で怒り
狂っていた


無論人を襲っている訳ではない ただ
じっとしていられなかったのだ


何かに八つ当たりでもしないと止める事が
出来なかったからだ 溢れ出る涙を





新 バトルロワイアル 第3話 
守れなかった絆(真友)新たな誓い

日々野晴矢 温泉マーク 古畑任三郎
刻命裕也





ドグガゥァ!!! ガガアァァ!!
晴矢「うらぁああッーー!!!! 〔ガガンッ!!!!
ドガアァ!!!!〕 うらああぁぁぁッーー!!!!!
 〔ドッガァーー!!!〕 っらああぁぁッ!!!
清志郎ーーー!!!!」
ドガアァ!! ダガアァ!!!


少年の名は日々野晴矢 私立楽園高校に言える
通う2年生である


彼は悲しんでいた 悔やんでいた そして
何も出来なかった自分を憎んでいた


気を抜けば直ぐに思いだしてしまうのだ
岡本清志郎の笑顔を 何時も真っ直ぐで
人一倍根性があって 将来は画家になり
絵を書くのが夢だと楽しそうに言ってくれた


そしてその夢は叶う寸前だった 彼奴は
一年の終業式と同時に本格的に絵の勉強を
する為にパリへと渡った


その為に最後の思い出作りとして清志郎と
一条誠と山奈みちると4人で京都旅行に行った


そして別れの日には空港に見送りにも行った


   「日々野さん一条君山奈さん本当に
ありがとう 皆さんと一緒に過ごした
楽しい日々を僕は絶対に忘れません!!
一生の宝物です!!  俺様の舎弟として
無様な姿は晒すんじゃねぇぞ夢は大きく持て
絵で世界征服してみせろや  はいっ
頑張ります!!  寂しくなっちまうな
・・けど人生何事も経験だ 何があっても
挫けるんじゃねぇぞ  ありがとう一条君
  毎週電話するからね夏休みに入ったら
遊びに行くから冬休みも遊びに行くから
・・だから・・だから・・さよならは
言わないよ いってらっしゃい岡本  
うん行ってきます山奈さん・・じゃあ
もう行くね  清志郎!! 餞別じゃ
受け取れや!! 〔ドッガァアアン!!〕
 こら日々野!! てめぇ何やってやがる
壁に穴が開いちまったじゃねぇか!!
  ははまぁ日々野らしい餞別だよな
  ありがとう日々野さんありがとう一条君
ありがとう山奈さん ありがとう僕の
生涯最高の大切な仲間達!!」


これから彼奴には幸せが待ってるはずだった
自分の夢を叶えて沢山の幸せを手にする
筈だった 彼奴の絵で世界中の人間に
夢を与えられる筈だった それな
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