プロローグ〜第3話
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突然の声に後ろを振り向くとそこには
想い人たる工藤新一がいた
人をからかったような皮肉っぽい言い草だが
その口調とは裏腹にその瞳は優しく志保を
包み込んでいた
そして彼を見た志保の表情も先程迄と
違いとても落ち着いた表情になっていた
志保「(不思議だわ さっき迄はあんなに
不安だったのに貴方が居るだけでこんなにも
落ち着く何て・・やっぱり私は貴方が好き
・・大好きよ工藤君)」
自分でもその精神の変化に気がついたのだろう
そして改めて思ったのだ自分はやはり
工藤新一が大好きなのだと 心の底から
愛しているのだと
それを知ってか知らずか工藤新一は言葉を
続ける
新一「お前に会えて良かったよ宮野こんな近く
にいたなんてな・・正直さお前に会う迄は
不安だったんだ・・でもお前に会えたら
そんな気持ちは吹っ飛んじまった」
志保「工藤君・・ありがとう工藤君私もよ
私も貴方に会いたかった」
お互いがお互いを見る表情は相手を信頼した
者にしか出来ないとても落ち着いたものだった
だが時間は限られている 2人は直ぐ様
状況を整理しはじめる
まずは志保が自分の考えを新一に話す
新一「ふぅむ………成る程なぁ……組織が
関係している可能性は五分五分か……
やっぱり宮野も同じ考えか」
新一の言葉に宮野志保も驚く事なく言い返す
志保「やっぱり工藤君も同じ考えなのね」
新一「あぁ 状況的に考えれば可能性は高いが
……何せ情報が何も無い」
新一の言葉は彼女も考えていた事だった
志保「そうよね……迂闊な思い込みは危険よね」
志保の呟きに新一も頷くと自分の考えを話す
新一「あぁ…それにもし組織が関係している
のなら何故これ程の多人数を集めたのか
………それに…(ガサガサ)・・っ!?…誰だッ!!」
新一の声を遮ったのは背後からの新たな
人の気配だった
新一は志保を後ろに庇いながら気配の元を
睨み付ける
志保「……工藤君」
新一「大丈夫だ……誰だ………こちらには
戦う意思はない………そちらはどうなんだ」
新一のその言葉で安心したのか直ぐに
草を掻き分けて一組の男女が現れた
・・・・・・・・
・・・・・・・・
新一と志保の居る場所から移動する事
僅か二百メートル程の処にその二人は居た
美雪「ねぇ一ちゃんこれからどうするの?」
一「そうだなぁ・・何をするにしても先ずは
情報収集と仲間だよな・・暗闇の部屋で
聞こえたあの声の主はどう考えてもまともじゃ
ないからな」
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