プロローグ〜第3話
[3/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
嫌ーーーーー!!!!」
日々野「清志郎ーーー!!!」
そして 小早川ゆたかの姉の成美ゆいも
妹を見つけた
ガバァ
ゆい「ゆたか!! ごめんネ遅くなって
……酷い……ごめんネ清志郎君……ごめんネ」
ゆたか「お姉ちゃんッ……ううぅっ……
うあぁぁぁッ!!」
姉妹は泣いた 一人は自分の身代わりになった
少年の為に もう一人は妹の身代わりになった
少年の為に 泣き続けた
ググゥッ ギリィッ
日々野「………清志郎」
日々野晴矢は岡本清志郎の亡骸を見下ろ
していた
漸く暗闇に目が慣れて見る彼の表情は
とても安らかだった
きっと自分のした事に微塵も後悔など
なかったのだろう 彼の言葉が蘇る
・・(「日々野さんならきっと皆を守って
くれるから 日々野さんは絶対に負けないッ!!!」)・・
日々野「……まかせとけ清志郎……お前の意志は
受け取った」
彼は一部始終をしっかりと見ていた
そして胸に湧き上がる物があった
それが何なのかはっきりと分かっていた
これは怒りだ
???「……他人がやってるの見てはっきりと
わかるぜ……無抵抗の者をいたぶるのが
これほど醜いとはな」
そしてもう一度 彼の遺体に目を向ける
あいつの事は知っている
日々野晴矢と連んでいた一人だ あの時は
腰抜けだとおもっていたが今ならわかる
あいつは立派な男だったと そこに再び
暗闇から声がする
《まったく何を考えていたのか
勇気と無謀を履き違えて私に刃向かうとは
とんだ愚か者だ ククク いや……それとも
戦うのが嫌で死にたかったのかな……
だとしたら とんだ軟弱者だ わかったかね
今死んだ弱虫君のように死にたくなかったら
腰抜けは私の話しを聞く事だ フハハ
ハハーーー!!!!》
ブッチィッ!! ブッツンッ!!
その言葉に日々野晴矢の怒りが爆発する
その言葉に神崎狂の何かが切れた
2人はまるで示し合わせたように同時に
声を出す
日々野「おい 高みの見物をしてやがる
クズ野郎 覚えとけッ オレ様の部下に
弱虫はいねぇーー!!!」
神崎「おい ジャンキー野郎 覚えて
おくんだな 此奴が連む連中に 腰抜けは
いねぇーー!!!!」
二人の魂の咆哮が辺りを揺るがす だが
暗闇の声は嘲笑うかのように話しを続ける
《クハハハハ 随分と威勢がいい連中だ
精々頑張りたまえ フハハハハーーーー!!
詳しいルールは君たちの足元にあるバッグの
中に入っている では ゲーム開始だッ!!》
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ