プロローグ〜第3話
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も馬鹿ばかりやっている彼だがその心は
市民を守ろうとする心は誰にも負けない
きっと今も皆を守ろうとしてる筈だ
ならば無様な姿は見せられない守らなければ
ならない 未来ある若者達を犠牲にしては
ならないのだ
カラン カラン ペタリ
日々野「ふう…ふう……ふうっ……くそ」
漸く落ち着いたのだろう 晴矢が手に
持っていた金属バットを放り投げ地面に
座り込む
まだまだ興奮は覚めやらない様子だが
先程よりは多少落ち着いたようなので
二人は晴矢に話しかける事にした
無論迂闊な事は話さない この場合に
そのような話は逆効果になると今までの
経験から分かっていたからだ
だから晴矢に聞く事は至ってシンプルだった
それで十分伝わると分かっていたから
温泉マーク「なぁ日々野君・・岡本君は
どんな人物だったんだ」
古畑「日々野君を見ていれば良くわかります
……きっと素晴らしい人物だったんでしょう」
聞く方も辛い質問だ それでも聞いて
おかなければならない
そして二人のそんな優しさが伝わったのか
晴矢は口を開く
晴矢「そんなの決まってる……彼奴は
清志郎は俺様の……最高の部下だった
決して弱虫なんかじゃねえ…腰抜けなんかじゃ
なかった…彼奴はッ……清志郎はッ!!!!」
それ以上は言葉にならなかったのだろう
だが二人にはそれだけでこの少年が岡本清志郎
をどれだけ大切に思っていたのか十分に
伝わった
だからこそこの言っておかなければならない
古畑「日々野君……岡本君は最後に言って
ましたね・・ありがとうと……きっと
岡本君も君と同じ気持ちだったんでしょう」
温泉マーク「えぇ…私もそう思います
……きっと彼も日々野君の事が大好きだった
筈ですよ…最高の友達だったと思って
いたんですよ」
古畑任三郎と温泉マークのその言葉に
晴矢は唇を噛み締める そして強い決意の
籠もった瞳を2人に向ける
晴矢「ふぅ……わりぃなおっさん達
心配かけちまったな……もう大丈夫だ」
その表情を見て二人も安心する そんな二人に
晴矢は幾分申し訳なさそうにしながらも
決意の眼差しを向ける
晴矢「すまねぇがよ少しの間一人にしてくれや
……大丈夫じゃ少しの間だけだからよ」
その言葉に二人は反論せずに納得しこの場を
離れる事にした
任三朗「分かりました では我々は外に
出ています……行きましょう温泉さん」
温泉マーク「えぇ行きましょう古畑さん」
そう言って2人は闘技場の外へと出て行く
それを見届けると晴矢は大きく息を吸い込み
空に
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