プロローグ〜第3話
[2/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こんな風にな (ポチッ)》
ブゥーン ブゥーン
すると何処のお腹の中から低いうなり声の
ような音が聞こえてくる
それが 自分のお腹から聞こえてくると知った
少女は絶望する
ゆたか「…うそ……いや…いやーー!!!」
ゆい「!?…その声 ゆたかッ ゆたかなのッ!?
何処ッ 何処に居るのッ ゆたかーーー!!!」
ゆたか「助けて お姉ちゃーーん!!」
ゆい「ゆたかーーー!!」
ガバァ!?
「よせーーー!!!」
日々野「!? 今の声ッ 清志郎かッ!!」
ゆたかと呼ばれた少女の爆弾がまさに
爆発せんとした時 直ぐ側にいた一人の少年が
少女を抱きしめる
それが気になったのか爆弾が一時止まる
《ほう 勇気ある少年だ だが
無鉄砲な勇気は時として自分の身を滅ぼすぞ》
その言葉にも岡本清志郎は欠片も絶望しては
いなかった 何故なら彼は知っていたからだ
どんな絶望にも負けない 自分の仲間達を
不可能を可能にするあの人を
そして岡本清志郎は抱きしめた少女に
勇気を与える
岡本「大丈夫だよ…きっと大丈夫だからね
……今の声が聞こえたよね……あの人なら
日々野さんなら守ってくれるから……
きっとみんなを守ってくれるから」
ゆたか「……あ……あぁ…私…私」
日々野「清志郎ーー!! 何処じゃーーー!!!」
日々野晴矢は暗闇の中必死に目を凝らす
さっきの声は間違い無く岡本清志郎だ
声だけで十分わかる
彼奴は目の前で悲しんでる奴を見捨てるような
奴じゃない 例えそれが自分の死に繋がると
しても迷わずその道を行く
それこそが彼奴の勇気 俺様の自慢の部下
岡本清志郎だ
《別れの挨拶はすんだかね なら死ね》
その言葉と共に岡本清志郎の爆弾が起動する
だが岡本清志郎に恐れなどなかった
弱虫だった自分は日々野さんから沢山の
勇気を貰ったのだから
ならばあの人の友達として最後まで負けたりしない
岡本「今のうちに笑っていろ…お前らなんかに
負けないッ 日々野さんは絶対に負けないッ!!」
その声で闇の中の日々野晴矢は遂に岡本
清志郎を見つける
日々野「!? 其処かッ!!」
その一瞬 暗闇の中だったが確かに岡本清志郎は
日々野晴矢見つけた
清志郎の表情に暖かい笑みが浮かぶ
岡本「よかった…最後に会えた……ありがとう
日々野さん」
その瞬間
ボォンッ!!
岡本清志郎の腹部は破裂し彼は息絶えた
ゆたか「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ