第6章:女の決意・男の勘違い
第22話:崩落注意……特に身内ッス!
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
(アッテムト鉱山)
マリーSIDE
エスタークの神殿が丈夫な造りで良かったわ。
それでも怖いからイオ系は使わなかったけど、メラゾーマやベギラゴンを使いエスタークを早々に追い詰める事が出来た。
前衛のシンちゃん・ライアンちゃん・アリーナ姫の3人に、ブライ・クリクリ(クリフト)・ミネア・マーニャが補助魔法で援護する。
ブライとマーニャは時折攻撃魔法を披露するけど、基本は援護だ。
ホイミンはライアンちゃん専用穴……違った、専用の回復役になり、ウルフは状況に応じて攻撃・援護・回復を使い分けてた。
だから私は、手加減できない魔法を駆使してガンガンいきましたわ!(でもイオ系は使わない。だって怖いじゃない!)
我が儘を言って付いてきたので、活躍しないと拙いんですわよ。
でも、何度かシンちゃんを巻き込んでしまったので、皆さんから白い目で見られてます。
でもでもぉ〜、天空の防具があるからぁ〜、大丈夫じゃん!
なんやかんやで、エスタークを倒した私達。
するとそこに……
「ば、馬鹿な!? エ、エスターク様が倒されるとは……」
私達が居るエスタークが鎮座してた玉座前とは別の場所……大きく溝があり、ここからでは行き来できない場所から、銀髪のお父さんソックリなイケメンが現れ驚愕の声を上げている。
ほっほぉ〜……どうやら彼がデスピーちゃんね。
「うわぁマジかよ……あの面が、あのオッサン以外に存在するなんて……悪夢じゃん!」
どうにもお父さんと仲良くなれないシンちゃんが、デスピーを見て吐きそうな声を出す。
アンタの子孫は、あの顔に惚れるんだぞ。
「まさか人間共に、エスターク様を倒せる者が居るとは……しかし、エスターク様と戦い終えた今なら、体力の消費が激しく弱っているだろう」
そう言うとデスピーは剣を抜き放ち、今にも攻撃してきそうな状態になる。
溝が大きく、私達からは攻撃できないけど、魔族さん達には問題ないのだろうなぁ……
ズルいよね……取り敢えずイオナズンで、この場所自体を破壊しちゃいましょう!
この建物は丈夫そうだから、全体の崩壊には繋がらないはずよ。
「イオナズン!」
それでもデスピーの居る方を魔法攻撃し、自分等の安全を確保する。
そして予定通り、デスピー側から崩壊が始まり、慌てて彼等は逃げていきました。
“げっ、マジかよ!”って顔をしてたのが笑える。
「ヤバい……ここも危険だぞ! 早く逃げ出すんだ!!」
指示を出したのはウルフだ。
みんなに来た道を引き返すよう、指差し指示すると私を抱きかかえダッシュする。
お姫様抱っこが良かったわ。
何とか先程まで居たエスタークの玉座前からは逃げ出したけど、建物全体が僅かに崩壊し始め、何だかとってもヤバい雰囲気。
皆さんの白い目
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ