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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第258話】
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める。
「えっ。 ベルリーナー・プファンクーヘンって、ジャム入りの揚げパンだよね? しかもバニラの衣が乗ってるからカロリー凄いと思うけど……セシリアはあれが好きなの?」
聞くだけで胸焼けを起こしそうな内容のパンだな……。
やっぱり俺は、お菓子というかスイーツはイチゴパフェとかそんなのでいいや。
勝手にそう結論つけてると、セシリアは真剣な表情で――。
「わ、わたくしはちゃんとカロリー計算をしますので大丈夫なのですわ! ……そう、ベルリーナーを食べる時はその日その他に何も口にしない覚悟で……」
……余程高カロリーなのだろうか?
成人男性の一日の平均が確か二千カロリーで、女性は千六百ぐらい……だったかな?
カツカレー等は凡そ八〇〇カロリー程だが、それを上回るのだろうか……。
……まあ、俺は一日のカロリーはもう凄い量だから卒倒するだろうが、実際それぐらい動き回ってるし、食べても太らないから気にしてないが。
……と、ここで篠ノ之が。
「ジャム入り揚げパンか、確かにうまそうだ」
静かに呟く様に言っていたが、何気に【うまそうだ】だというのは男みたいな言い方だなと思う。
――指摘すれば一悶着あるのは明白なので、何も言わない。
食事の時まで言い合いたいとは思わないから――。
……しかし、前に篠ノ之は俺を【他の男と同じ】と言ってたが……何か余程の事をされたのだろうか?
……まあ考えても埒はあかない上に、篠ノ之に聞いても貴様には関係ないって言われるだろうからどうしようもないが。
「セシリア、揚げパンが好きなら今度ゴマ団子を作ってあげよっか?」
そう身を乗りだし、セシリアに向かって満面の笑顔で言う鈴音。
既にある程度食べ終えたからか食べた料理の皿を重ねて纏めていた。
「え? 鈴さん、それはどういったものですの?」
ゴマ団子というセシリアにとっては聞き慣れないお菓子を、素直に聞き返す辺りは興味を持ったのだろうか?
「ふふん。 中国のお菓子よ? あんこを餅でくるんでからゴマでコーティング。 その後に、揚げるって訳ね」
腰に手を当て、右手人差し指を立てながら説明する鈴音はセシリアが興味を持ってくれたのが嬉しいのだろうか、表情が緩んでいた。
「お、美味しそうですわね! ああ、でも……カロリーが……」
最初は頬に手を当て、味を想像するセシリアだがカロリーの事が頭に過ったのか、テーブルに突っ伏しそうになっていた。
「ま、食べたくなったら言ってよ」
にっこり笑顔で八重歯を見せる鈴音に、顔を上げて見上げるセシリアは――。
「鈴さん
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