第16話
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でるよな?」
「そうだぞ、コレ。たまに鼻血を出してる時があるんだぞ、コレ。」
「それでな?この術を爺ちゃんに見せたとしよう。
すると、どうなると思う?」
「・・・?どうなるんだ、コレ?」
「エロ本ですら鼻血を出すのに、生でそんなモノを見ちゃったら
鼻血が止まらなくなって、出血多量で倒せちゃうって訳だ。」
「・・・!?スゴイんだな、コレ!
流石、親分!頭がイイんだな、コレ!」
・・・何故かこんな無駄なことに魂込めて挑んでいるような2人だが、
何だかんだでこの術を通して2人の仲は急速に縮まって行った。
「ところで・・・何でお前ってば、そんなに爺ちゃんに食って掛かるんだ?」
「そういえば・・・」という感じでふと思った疑問をナルトは木の葉丸にぶつけてみた。
木の葉丸はそれを聞かれて少し影を落としてしばらく黙ったが、やがてポツポツと語り出した。
「・・・『木の葉丸』って名前・・・・・・爺ちゃんがつけてくれたんだ。
この里の名前にあやかって。
でも、これだけ里で聞き慣れた響きの名前なのに・・・
誰一人その名前で呼んでくんない!
みんなオレを見る時やオレを呼ぶ時、ただ『火影の孫』として見やがんだ。
誰もオレ自身を認めてくんない。
もう、イヤなんだ、そんなの!!
だから、いま直ぐにでも火影の名前が欲しーんだ!!」
木ノ葉丸は粛々と自分の気持ちを最後まで語った。
ナルトは少し考えてから、口を開いた。
「・・・お前の気持ちは分かるけど、今のお前じゃダメだ。」
「え!?」
「いいか?火影ってのは何でも1人で責務を全うしている訳じゃない。
当然、手伝ってくれている仲間がいるだろう。
では、『その仲間』とはどうやって作るのだろうか?
その答えは簡単だ。
『その人に自分を認めて貰う』だ。
しかし、その道は非常に険しい。
日々、地道に頑張って、頑張って、そして頑張った末にやっと辿り着くものなんだ。
実際、オレだってついこの前やっと、認めてくれた人を1人増やせたんだし。
だからいいか?これから言う事をよく聞いてくれ。
『火影になった者が皆から認められるんじゃない、皆から認められた者が火影になるんだ』。
この事を決して忘れないで欲しい。」
「・・・フン!偉そーに説教なんかしちゃってさ、コレ!
オレ、もう子分なんかやーめた!
これからは・・・ライバルだ!」
「ああ!それじ「見つけましたぞ!お孫様!」・・・水を差すんじゃねぇよ!」
空気を読まずに現れたのは、サングラスの男、エビスであった。
「さっ!お孫様、帰りましょう!
こんなクズといてはお孫様に悪影響が出てしまう!」
「・・・ナルト兄ちゃんが・・・クズ・・・?」
「そうですとも!こんな人とは一緒にいてはいけま「・・・ナルト
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