第百五十一話 四国と三河その十一
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康はその者達を見てまた言う。
「あの連中が残ったか」
「ですな、全くですな」
「あの者達は一体」
「何者でしょうか」
「わからぬ、しかしな」
それでもだとだ、家康はさらに言う。
「鉄砲の数もな」
「我等と同じだけありますな」
「何処にあれだけの鉄砲が」
「三河にあれだけの鉄砲があるとは思えませぬ」
「考えてみれば妙ですな」
「このこともまた」
「どうやらあの者達は最後まで戦うつもりじゃな」
このことを見抜いてだ、家康はまた言った。
「ならばな」
「はい、ここはですな」
「囲んだままですし」
「攻めよ」
家康は軍配を下ろした。
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