暁 〜小説投稿サイト〜
久遠の神話
第七十七話 百億の富その六
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
は」
「わからないですか」
「人種差別は悪ですがね」
 そして醜悪だ、このことははっきりしているというのだ。
 だが、だ。それでもだというのだ。
「けれど過去のことを何十年も、死ぬまで攻撃し続けるのは」
「過ちですか」
「実際にその人は酷いことをしましたしそれを誇らしげに言ってましたから」
 二次大戦中はそうしていたというのだ。
「自分はカルフォルニアに残って敵を制裁してやるんだって言って」
「兵にも行かずですね」
「ええ、そうしていました」
「確かにそれは醜い行いでしたね」
「けれどそこから何十年もですからね」
 今に至るまで糾弾されているというのだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ