第七十七話 百億の富その六
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は」
「わからないですか」
「人種差別は悪ですがね」
そして醜悪だ、このことははっきりしているというのだ。
だが、だ。それでもだというのだ。
「けれど過去のことを何十年も、死ぬまで攻撃し続けるのは」
「過ちですか」
「実際にその人は酷いことをしましたしそれを誇らしげに言ってましたから」
二次大戦中はそうしていたというのだ。
「自分はカルフォルニアに残って敵を制裁してやるんだって言って」
「兵にも行かずですね」
「ええ、そうしていました」
「確かにそれは醜い行いでしたね」
「けれどそこから何十年もですからね」
今に至るまで糾弾されているというのだ。
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