二章
報告×追っ手×保護
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鉄砲足軽は暴発を受けて死んだ。
「な、何だとー!貴様一体何をした!」
「何って、普通にあの鉄砲の銃口に向けて撃っただけの事であり、暴発するのは当たり前だろう?いや愚者に言っても分からんか」
俺は、はははと笑っているだろう。あちらは鉄砲足軽を呼んでは暴発させるという無限ループに近い事をしていたけど。当の詩乃はバイクが置いてある所にいたが、顔は驚愕をしていた。先程まで数十人いたのが今はたったの五〜六人だった事をな。
「おい!そちらが逃げるなら追わねえからとっとと逃げな愚者共。それとも全員この弾丸で死にたいのか?」
「くっ、者共!撤退するぞ。怪我した者を回収して行くぞ!」
斉藤飛騨という奴は、指示をだしてこちらを見ながら退却して行った。俺はふうと息を吐き何とかなったなと思い竹中氏に近づいた。
「大丈夫か、竹中氏?」
「ええ・・・・はい。ありがとうございます。本当に助けて頂いて」
「そうか。さてとあいつらが撤収するまで俺はここにいるから、しばらく我慢してくれ。一応警戒してるからな」
俺はそう言いながら銃を持ちながら撤収する斉藤家を見ながら。すると竹中氏は俺と並んでから言った。
「なぜ私がここにいると思ったのですか?」
「ん?ああ、発信器を付けてたからね。うーんと・・・・あったあった。これを付けていたから分かったのさ」
「発信器?とは何でしょうか?」
「うーん、これを付けとくと例え草であったとしてもどこにいるか分かる代物だな。あとこれは盗聴器と言ってな、発信器と同じくどこかに仕込めばその人物と話している人物の声を拾う事かな。盗聴器は盗んで聴くって書いて盗聴器だからね」
といいながら詩乃に仕込んでいた発信器を回収してからポケットに入れた。
「貴方様は織斑一真様で在らせられる」
「いきなりだな・・・・まあさっき名乗ったからそうだが」
「織斑一真・・・・田楽狭間に突如降臨された謎の御方。織田家当主、信長様に拾われ、恋人または愛妾になったと聞いています。また墨俣築城でも中心になって活躍と言う所までは掴んでおりました」
「まあだいたい合ってるな。で、俺の言葉を聞いてここまで逃げてきたと?」
「はい。あの言葉があったからこそ、私はこうして逃げてきたのです」
「おう・・・・まあ保護できてよかった。というか攫ってきたのだがな。改めて竹中氏、俺と一緒に来るか?」
「・・・・我が身、我が魂の全てを持って、貴方様に仕え致しましょう。我が名は竹中半兵衛重治。通称は詩乃・・・・一真様に我が才の全てを捧げます」
「それは嬉しいが、織田家当主織田久遠信長にも才を捧げる事を誓うか?」
「はい。織田久遠様にも間接的に我が才を捧げることを誓います」
「間接
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