二章
報告×追っ手×保護
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「はははははっ!逃げ惑う事しか出来ないとは、まさに痩せ武士!」
斬りかかる事で何とか避けるが息が上がってきた詩乃。
「武士として当然である武を心得を一顧にせず、くさくさと書見しているから、そのような醜態を晒すことになるのだ、竹中重治!」
「はぁ、はぁ・・・・刀を振り回すだけが武士の心得だと・・・・はぁ、はぁ、思っている馬鹿者に言われたくは、はぁ、はぁ、ありません!(ですが・・・・これはさすがにまずいです。愚者の言う通り、武の心得はない。体力も最早尽きるでしょう)でもここが切所・・・・」
「はははっ!抜いたな!上意討ちに逆らう反逆者として始末してやる!」
「くっ・・・・!(ああ、これで私は終わってしまうのですか)最後に愚者の手を借りず!雑兵に討たれる辱めを受けるならば、自らの手で・・・・!」
「立ち腹など切らすな!さっさと殺せ!」
『そうはさせるかよ、愚者共!』
「だ、誰だ。どこにいる!出てこい!」
俺はバイクに乗りながら片手で銃を撃った。竹中氏に近付く雑兵を次々と撃ちながら煙幕のミサイルを撃ち、煙で見えなくなった所で竹中氏を片手で抱えて、バイクをスライディングさせて雑兵に向けた。
「あ、あなたは・・・・!」
「よう、間に合ってよかったぜ。君を保護しにきたからその刀を戻せ。君を死なせたくないからな。あとここで待っていろ、すぐに片づけてやる」
「くっ、貴様何奴だっ!?我ら美濃国主斉藤龍興様の臣と知っての狼藉か!」
「俺の名は織斑一真。この名を知っているかな?それとも知らないとは言わせないぞ。あの田楽狭間に現れた天人とは俺の事だ!」
「あの如来の化身とかいう奴か、だが一人で何ができる。者共、さっさと斬り倒せ!」
とか言ってきたので向かってくる敵に銃で応戦。連続して撃ったのか、ビビりだした斉藤家足軽達。
「ええい!何をしているのだ!相手はただの一人だ。囲まればいいだけの事だ!」
とか言っていたが、俺は足軽達に頭ではなく脚や腕など急所を外して撃っていた。その衝撃に次々と倒れていく足軽達だったけど、貫通してる所為か相当痛いはずだぞ。俺の銃はこの時代の鉄砲とは訳が違うからな!
「ええい!何をやっているのだ!たかが一人相手に遅れを取るなど、日の本最強である美濃八千騎の名が穢れるぞ!」
「しかし、相手は数々の修羅場を潜っている者。それにあれは鉄砲ですぞ!しかも小さくて火薬を一々入れないで発砲するのは聞いた事がありません」
「ちっ!ならばあれをだせ!あちらが鉄砲ならこちらもだ!」
とここで登場したのは鉄砲足軽だった。まあこの時代ならあると思ったが、そう来たか。こちらに向けて照準をする鉄砲足軽に向けて俺は銃で狙い撃つ。撃った直後にあちら側の鉄砲は暴発して、
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