二章
朝食×稲葉山城占拠
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こで、トレミーから通信が入ったんだが、城下町にて早馬が来たらしい。俺は二人が落ち込んでないで早く食べろと言ってから食べた。で、その後早馬が来たから城に向かうぞと言って城に行った。
「おーい一真!」
「おはようですよ、一真さん」
満腹になった俺達を迎えたのは和奏と雛だった。呼ばれた訳ではないらしいが、一発屋に向かう途中で早馬が来たから気になって登城した訳だ。あの早馬は美濃方面から来たらしいけど、もしかしたら雛達の出番かもーとか言ってたな。で、俺達は評定の間に向かった。評定の間に着いたら既に家老である壬月と麦穂が座っていた。
「あ、壬月様、麦穂様、ちぃーっす」
「お二人とも早いですねー」
「おお、バカ二人と一真隊か。ちょうどいい、貴殿らを呼びに行かせようとした所だ」
「バカじゃなくて若っすよ、ボクら織田の三若!んで何かあったんすか?」
「うむ。美濃方面で動きがあったらしい。今、殿が使番からの報告を受けておる」
やはり何かあったか。こりゃ俺達の出番かもしれないな、主に一真隊として。黒鮫隊はあくまで切り札だしな。まあ尾張侵攻ってのはないだろう、墨俣に城を創ったんだしな。
「皆、揃ってるか?」
「御意。三若の一人はまだのようですが」
「ああ、犬子ならまだ寝てますー」
「うむ、まあ寝かせておけ。すぐにどうこうする話でもない」
久遠からの話が始まったが、最初はよく分からないと聞いた。ふむ、何だろうなと思いながら聞くと稲葉山城が何者かによって占拠されたようだ。稲葉山城っていえば、美濃の蝮・斉藤利政(山城)が築城した。後に岐阜城と呼ばれる城の事だ。ちなみに稲葉山城は堅城って言われる強固な城らしく、北条の小田原、越後の春日山、美濃の稲葉山城とか言われてるそうだが、難攻不落の城を落とした人数は十六人。それを聞いた俺以外のメンツは驚いていたけど、こりゃ外からではなく内から落とされた可能性がある。
「十六人で落とされる事は、一見あり得ないと思っているが実はあり得るのだ。外からではなく内から落としたのではないかと俺は思う」
「確かに一真様の言う通りかもしれませんが、一体誰がやったのかは気になりますね」
「首謀者が誰なのかはまだ分かっていない、そこで一真に調べて来てもらいたい」
まあ正式に一真隊と発足した訳だが、実際問題足軽をたくさん抱えている余裕はない。俺の知行によって一真隊のメンツに給料を渡しているが、ひよところとあと十人くらい雇っただけで俺の知行はほぼない。俺は表だろうが裏だろうが何だって出来るけど基本は裏が得意な部隊なので、今回久遠が依頼した仕事もだろうけど。
「美濃に潜入して、稲葉山城の真偽を確かめる事と首謀者をを調べる事だな。あと他に気付いた事も調べておく。ひよと
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