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ヘタリア大帝国
TURN124 アンドロメダ星域会戦その十
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「そうだな、ではまずはシチリアだな」
「そこから攻め入っていく」
 イタリンの諸星域をだというのだ。
「ナポリ、ローマをな」
「わかった、ではシチリアについてだが」 
 最初に攻略するその星域のことについて話すレーティアだった。
「あの星域のことは統領が詳しい」
「ベニス統領がか」
「マフィアのことも聞いていてくれ」
「あの連中はかなり深刻らしいな」
 所謂犯罪結社だ、日本で言うヤクザである。
「シチリアやナポリの経済を牛耳っているな」
「今はイタリン軍に協力している」
「なら俺達の敵だな」
「艦隊は持っていないが惑星の防衛を担っている」
 即ち地上部隊の一翼を担っているというのだ。
「そうなっている」
「手はあるか」
「統領は抑えていた」
 そのマフィアをだというのだ。
「ナポリのカモラもな」
「そのやり方を聞きたいな」
「ではこれから統領と話すか」
「それとロマーノ君とな」
 彼も呼ぶというのだ、こう話してだった。
 東郷達は遂に欧州侵攻、その第一としてシチリア降下にかかるのだった。アンドロメダでの傷を大急ぎで癒しつつその戦いに向かっているのだ。


TURN124   完


                   2013・7・13
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