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鉄槌と清風
59部分:58:集う人々
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 「と、とりあえず皆をシャマル先生の所運ばないと、ね、フェイトちゃん」

 「そ、そうだねなのは、急ごう」

 素早い反応で、離脱するなのはとフェイト。
 残っているのは、良彦とヴィータ…顔を見合わせ。

 「ゼピュロス、セットアップだ」

 『了解、セットアップ』

 「アイゼン、あたしもな」

 『了解、セットアップ』

 青と赤の髪、騎士甲冑に包まれた二人が訓練スペースに足を踏み入れる。

 「負けた方が、今度ベルカ自治区の何時もの所でおごりな」

 「良いだろう、此方も負けるつもりはないしな」

 「へっ、今日こそ決着つけてやんよ」

 「それは此方の台詞です、ペアマッチは毎回引き分けですからね」

 良彦、シグナム、ヴィータ、シャッハが言いながら構える。

 「両方のノックアウトか、1時間経過、周囲のレイヤー全部消えても終わりな…ノックアウト以外は引き分けだ」

 「「「了解」」」

 良彦の確認に3人が声を合わせる。
 そして、模擬戦なのに死闘が始まるのだった。

 結果は又も引き分け、時間ぎりぎりでお互いの切り札が炸裂するが、それにより訓練スペースのレイヤー建築が全部消え去ったからだ。

 お互いに相手を変え、時に1対2の状況を作り、中近距離での激しい白兵戦メインの模擬戦だった。
 まぁ、この組み合わせで遠距離がちゃんと攻撃できるのはヴィータだけなので、当然の結果だが。

 なお後に…六課解散後…この時の映像が一寸した理由で他の部隊などに流出するのだが、大半の近代ベルカ式の魔導師が、無理だろあれ、とか言っていたらしい。
 また、スバル、ギンガ、エリオもこの時の映像を見て…スバル、エリオは頑張らなきゃと気合をいれ、ギンガは参考にする所は参考にし、無理な所はきっぱり諦めようと思ったらしい。



 夜、良彦の部屋…良彦とヴぃーた、セプテが風呂上りで、ソファに座り…一人肩に座っているが…ヴィータ作のバニラアイスを食べていた。
 良彦は白いTシャツに青のショートパンツ、ヴィータは何時ものように髪を解き、良彦のTシャツ一枚、セプトはツヴァイから貰ったと言う寝巻き…基本青で白いリボンとかレースがついてる…を着ている。

 「ったく、今回も引き分けか」

 「これで、99戦全引き分けか、ペアマッチは」

 「そんなになるのか…タイマンだと決着結構つくんだけどな」

 「シグナムで3割、シャッハで4割だっけ、勝率」

 「これでも上げてきたんだぞ、知り合った頃なんか暫く勝てなかったんだからな」

 「わーってるよ、頑張ったってのはよ」

 珍しくヴィータが良彦の頭をなでる。

 「ふん…ま、身体動かしまくったからアイスが何時も以上にう
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