ぷろふぃーると《はじまりの街》
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主人公プロフィール
名前・ライ
年齢・15
・ゲーマーだが、それを全く思わせないような容貌と性格の持ち主
・現実世界では妹がいる。(の友達に日々狙われていた。)
・「だるい」が口癖
・イメージカラー「銀」
第一層《はじまりの街》
巨大浮遊城《アインクラッド》の一層、はじまりの街の南端に存在するスタート地点だ。
目を開けると、プレイヤー達が武器や防具などを見ている。
「仮想世界とは思えないな・・・」
喉の奥から本音が漏れる。自分の体をみると初期装備なのだろう、周りの他のプレイヤーと変わらなかった。
現実世界ともリンクしているようで、この世界も夕暮れ、街はオレンジに染まっている。
俺が眩しく思い目を薄めた瞬間、数々のプレイヤーが転移によって、集まってきた。
そしてその半数が、「どうなってるの?」「これでログアウトできるのか?」「早くしてくれよ」というものだった。
――――え?ログアウト?何かすごく嫌な予感がして、右手の人差し指と中指をまっすぐ揃えて掲げ、真下に振った。このゲーム内の、《メインメニュー・ウィンドウ》を呼び出すアクションだ。
たちまち鈴を鳴らすような効果音と共に、紫色に発行する半透明の矩形があらわれる。
メニューの一番下にあるはずの『LOG OUT』ボタンを探したのだが――――・・・ない。ないのだ。
あるべきはずの、そのボタンが。しばらく顔をしかめていると、20メートルはあろう、真紅のローブをまとった巨人があらわれた。
『プレイヤーの諸君、私の世界へようこそ。
私の名前は茅場晶彦。今からこの世界をコントロールできる唯一の人間だ』
おいおい。若き天才ゲームデザイナー、茅場晶彦の登場かよ。
ちょっと腹立つのでジト目で睨みつけてみる。意味ないとか言うなよ、寂しいからッ
『プレイヤーの諸君は、すでにメインメニューからログアウトボタンが消滅していることに気付いてると思う。しかしゲームの不具合ではない。《ソードアート・オンライン》の本来の仕様である』
たちわりぃな・・・。いろいろ考えていると、話を聞き逃してしまった。
それに気づいたのは、みんなが効果音と共に《手鏡》を持ち始めてからだった。
俺も自分のアイテムストレージから手鏡を持ち出すと、白い光がみんなを包んだ。
不審に思い、鏡を覗くと――・・・
「俺・・・?」
さっきまでの地味な顔とはうって違い、自分の大ッ嫌いな親譲りの美貌がそこにあった。
気に入らない。
イラついて思いっきり床に鏡をぶつけると、無数のポリゴンとなって消滅した。
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