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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第257話】
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小声で呟く鈴音は、ラウラを羨ましそうに見ていた。

 ……一夏に食べさせてもらいたいのなら、言えばやってくれそうな気がするが。


「……たまには僕にも贔屓してほしいよ。 ……ヒルトのバカ……」


 再度ジト目+怒り顔のシャル。

 ……すみません。

 そう心の中で謝りつつ、レンゲをラウラの口元に運ぶと――。


「あ……むぅ……」


 頬を蒸気させ、一口食べるラウラの姿は誰から見ても可愛いと思えただろう。


「……私も食べさせてほしいなぁ……」


 未来の呟きに、少し心が動くものの今ここで未来に食べさせたら皆からビンタされても文句は言えないので自重する。


「……お兄ちゃんのバカ。 あむっ」


 ジト目の美冬は、自分が頼んだオムライスをがつがつ食べ始める。


「……何でヒルトが良くて俺はダメなんだ? なあ箒?」

「知らん。 私に聞くな馬鹿者」

「……お前も何怒ってるんだよ……」


 ――といった感じの相変わらずの一夏に、ラウラの心境を理解することは多分永遠に来ないんだろうなと思った……。
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