第十九話 S級対決
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!」
狂ったように叫び、地獄の斧を振りかざした。私はその場から一歩も動かずに、装束の無い炎が描かれた赤い袴姿に換装する。両手には紅桜が握られている。そして、振りかざされた地獄の斧を紅桜で受け止めた。
ジョ「なっ・・!?」
ジョナイトは目を見開いた。そりゃそうだ。巨大な斧を二本の細い剣で受け止めてしまうんだからな。私は紅桜で弾くように地獄の斧をジョナイトの左手から奪い、足で死の槍をジョナイトの右手から蹴り落とすと、
エ「ハアアアァァアアアァァアアアアアアアアアアアッ!!!」
ジョ「ウオオォォアアアアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
十字にジョナイトの腹部を切り裂いた。ジョナイトは大の字になってその場に倒れ込んだ。私は換装を解いて、いつもの鎧姿に戻る。
ジョ「・・お、俺、が・・・ま、負け、た・・・だと・・・・?」
ジョナイトは自分が私に敗れた事を受け入れられないようだ。私は「はぁ。」と小さくため息をつくと、
エ「お前は、自分がどんな大罪を起こしたか分かっているのか?」
ジョ「・・・た、大罪・・・・?」
エ「たくさんの人々の命を、お前は自分の武器で奪い取り続けてきたんだ。」
ジョ「・・・・・」
ジョナイトは何も言わない。
エ「・・ジョナイト、一度起きた事、犯してしまった事は、もう二度と償いの出来ないものになる。その事を忘れるな。」
ジョ「・・・・償い、か・・・」
ジョナイトは短く呟き、そのまま気を失ってしまった。
エ「それにしても・・・」
?『ギアチェンジ!モード雷!!雷砲拳!!』
絶体絶命の時に聞こえたあの声・・・私は部屋を見回す。いるのは私と、気を失っているジョナイトだけ・・・
エ「・・・まさか、な・・・・」
*****************************************************************************************
『ここから少しだけ、?目線でいきます。』
俺は赤面の吸血鬼の地下に繋がる、赤面の吸血鬼のギルドの床にある隠し扉から這い出る。ギルドの床にはエルザ達が倒した赤面の吸血鬼の魔道士が大勢倒れていた。俺はそれを見て「はぁ。」と小さくため息をつく。
?「全く。相変わらず派手にやるなぁ〜。」
その時、足首を?まれた。足元に視線を移すと、頭や口から血を流した|赤面
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ