第三話
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の前の『何か』の考えが見えない。
「さらに、その肩入れの相手が悪かったですね。まさか『箱舟』の管理人とは」
「それは、なんなんだ。『箱舟』、とは……」
「あなたも気付いていたはずですよね、『平穏の守護者』。この辺りの異様さには。百合の花は枯れない。この大樹の葉は散らない。それに――人間が一人も寄り付かない」
「だが、『箱舟』はあの洪水の後、ノアの一族が祀り物と共に燃やしたはずだろう」
「えぇ、ですがこれは『ノアの箱舟』とは存在理由が違いますから」
「存在理由、だと」
はい、と笑う。『何か』は言う。
「この『箱舟』の存在理由は、『新たなる神』を祀る為の祭壇ですから」
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