暁 〜小説投稿サイト〜
とある蛇の世界録
第三話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
の前の『何か』の考えが見えない。

「さらに、その肩入れの相手が悪かったですね。まさか『箱舟』の管理人とは」
「それは、なんなんだ。『箱舟』、とは……」
「あなたも気付いていたはずですよね、『平穏の守護者』。この辺りの異様さには。百合の花は枯れない。この大樹の葉は散らない。それに――人間が一人も寄り付かない」
「だが、『箱舟』はあの洪水の後、ノアの一族が祀り物と共に燃やしたはずだろう」
「えぇ、ですがこれは『ノアの箱舟』とは存在理由が違いますから」
「存在理由、だと」

 はい、と笑う。『何か』は言う。



「この『箱舟』の存在理由は、『新たなる神』を祀る為の祭壇ですから」



 




 

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ