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パンデミック
第四十六話「過去編・危機の到来」
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、ヴェールマンだけはその言葉を信じた。

「どこから来る?」

その問いかけに、ブランクは信じられない返答を返す。


「全方位から多数!日本支部にまっすぐ向かってきています!」



兵士達は信じられない光景を目の当たりにした。




先程まで影も形もなかったはずなのに、周囲には無数の突然変異種がいた。
いつの間にか、無数の突然変異種が兵士達を囲んでいた。



「………………………は?」

「嘘…………だろ?」




「呆けるな!!全員武器を構えろ!!」


ヴェールマンの命令で、ようやく兵士達は行動を起こすことができた。

「ふざけんなよ………ふざけんじゃねぇぞクソッタレがぁぁ!!」

レックスが怒りに任せて日本刀を抜いた。
それを見たレックス隊の兵士達も武器を構え、レックスに続く形で走り出した。

「待てレックス!勝手に行動するな!」

ヴェールマンの言葉に耳を傾けず、突然変異種3体の首を斬り落とす。

「………………仕方ない。化け物共をできる限りこちらに誘き寄せろ!レックスを援護するんだ!」


「「了解!!」」




ヴェールマンの指示で兵士達は行動を開始した。
兵士達は足下に落ちている瓦礫の破片を突然変異種に投げつけ、誘き寄せた。
レックス隊に集中していた突然変異種が、一気に散々に動き始める。
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