スーパーロボット大戦OG外伝
0519話
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けどな」
コーネリアに返し、全員が集まったのを確認。ゲートの転移システムを使用しOGsの世界へと転移を完了する。
「さて、まずはイスルギ重工に行くか。操縦は……そうだな、お前がやれ」
取りあえず目に付いた量産型Wに命じ、空間倉庫から戦闘ヘリコプターを取り出す。
「了解しました」
量産型Wがコックピットに乗り込み、俺達はそれぞれ後部座席へと着地する。
そして機体が浮き上がるのを待っていたかのようにイザークが口を開く。
「で、ここはお前達がいた世界という認識でいいのか?」
「さすがにその辺は察するか。ああ、その通りだ。この世界では今、修羅と名乗っている勢力が世界中の至る場所に不規則に転移しては暴れまくっている。そんな集団が俺達と協力関係を結んでいる企業の工場を占拠したらしい。もっとも、工場自体はまだ稼働していなかったらしいから人的被害の類は無いようだがな」
「なるほど。今回の目的はそいつらの撃退か」
イザークへの説明を聞き、コーネリアがそう呟くが俺はそれに小さく首を振る。
「向こうの希望は確かにそうだが、シャドウミラーとしても独自の手を打ちたい。今回の戦いで確認されている敵機は5機程度らしいが、その中に猫型の機体がいる場合、撃破は無しで頼む。具体的に言うと小破から中破程度だな」
「猫?」
「ああ。俺の入手した情報によると、その猫型の機体に乗っている者は敵の幹部。それも理性的でこっちの話を聞く度量を持っている者の部下らしいからな。伝言を頼みたい。上手く行けばその修羅共を味方に引き込む……とまではいかないが、敵対しない中立に持ち込む事は可能かもしれない」
「だが敵がこっちを撃破しようとして狙ってきているのに、こっちは手加減しないといかないのは正直キツイぜ?」
ムウが眉を顰めてそう言ってくるが、俺は挑発的な笑みを浮かべて口を開く。
「安心しろ。コーネリアや量産型W達と訓練を行ってきたのは伊達じゃないさ。今のお前達なら今回戦うような雑魚相手ならそれ程苦労せずに倒せる筈だ」
「……そこまで腕を上げても、お前さんには全く歯が立たないんだけどねぇ……」
ムウのそんな言葉に機内の空気も軽くなり、俺達はイスルギ重工の本社へと向かうのだった。
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