レムの塔〜
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一緒に心中するってんですよ」
「死にたくないって言ったくせに・・・ いつは馬鹿だ!」
「この辺りにいないとなると・・・もっと上か・・・」
「そうだな。急ごう!」
知也の言葉にルークが返し、走り出す。のだが・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
「アリエッタ?」
「大・・・丈夫・・・」
明らかに大丈夫ではない。俺はアリエッタを背負う。
「サキ!?」
「(軽・・・)喋るなよ、舌噛むぞ!」
「ちょっと根暗ッタ!なに楽してんの!?」
「根暗じゃないもん!アニスの馬鹿っ!」
「背中で喧嘩すんな!」
「ライガとか呼べばいいでしょ!」
「みんなチーグルの森に残しちゃったんだもん!それにぇ、〜〜〜〜〜!」
「ほら舌噛んだ!だから黙ってろってのに!アニスもアリエッタ煽るな!ややこしい!」
「は〜い・・・」
「はい・・・」
「お前は幼稚園の先生か」
知也のツッコミは軽くスルー。
「いやー、楽しそうですね」
「今ほどアンタの軽口が腹立つ時はないぜ・・・」
『楽しそうッスね』
「空間の中の圧力って変えれたっけな」
『ごめんなさいッス』
「・・・はぁ」
そしてついに行き止まりにぶち当たる。
「・・・階段もなにもないな・・・」
「ふむ・・・なら昇降機のガラスを割りましょう」
ジェイドが突拍子もないことを言い出した。
「昇降機が壊れてしまいます」
「ええ。ですから昇降機を覆うガラスだけを壊すんです」
「だったら・・・」
知也がマグナムを取り出して撃つが・・・少しヒビが入る程度だ。
「強化ガラスかよ・・・トリガーマグナムじゃ壊すかもしんないしな・・・」
「だったら俺がやるよ。アリエッタ、一旦降りてくれるか?」
「うん」
アリエッタを降ろしてBモードを発動させる。
「よし・・・リパル!」
『了解ッス!』
空を飛んで方天画戟を思いっきり叩きつける。
ガシャアアン!!
ガラスが砕け散る。
「・・・すげぇ!」
「さすが便利屋」
「便利屋言うな!・・・っと、昇降機が来るぞ!飛び乗れ!」
「え、で、でも」
アニスがトクナガを巨大化させる。
「・・・乗りなよ」
「え・・・」
「根暗ッタはおっちょこちょいで危ないから、これに乗りなって言ってるの」
「・・・とう」
「なに?何か文句でもあるの?」
「・・・ありがとう・・・」
「あ・・・う、うん・・・」
「ほら、来るぞ!急げ!」
全員が飛び乗り、見るとレプリカ達がいた。
「お前たちか・・・」
「あ、
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