プールと水風呂は同義語でよかろうッ!
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れるプール、波のプール、滝のプール、ミニウォータースライダー、アスレチックプールect
とにかく一番の目玉ウォータースラーダーを中心とした様々なアトラクションが広がっている。
しかし、同時に宏助は、プール全体を観察していた。
真曰く「化け物」がいないかを調べる為だ。
宏助は、気がついたら、昨日の出来事を回想していた。
「お前、突然現れたらこんな能力持ちやがって!何が目的だ!」
「お兄ちゃんこそ何よ!こんな能力って!この能力の素晴らしさが理解出来ないの?」
「ああ、理解できないね。そもそも俺はお前ら家族とは縁を切ったんだ!
あのとき散々俺をのけ者にしておいて今さら何だよ!」
積年溜め込んでいた思いが、家族である妹にぶつけられる。
「私はお兄ちゃんと接しようとしていた!でもアナタが拒んだんでしょう!
私は私なりにお兄ちゃんのコト調べようと、遂最近神条家のSPをやっていることを嗅ぎつけたのよ!」
妹も負け時と俺に反論してくる。
いよいよ超人同士の一触即発の空気が形成され、破裂しようとするとき。
「やめなさい」
「「・・・・・!」」
明がその空気を思い切り取り去った。
「私たちが貴方に聞きたいことは山ほどあるのですが、どうせ教えてくれませんよね?」
「当たり前でしょう。この能力の由来も、何故私がSPになれたのかも教えませんね」
「てめぇッ!」
怒る宏助だが、蘭は、
「じゃあ何?私とバトる?今ここで?それは得策じゃないと思うなぁ」
そう平然と答える。
確かにこんな人前で、神条家の名を背負う俺たちが争う訳にはいかない。
「確かに得策ではありません。
だから私達はあなたを逃します。
でも、集会では必ず・・・・」
そう。蘭がSPなら必ず集会に出席する。
そうすればおのずと蘭の事情も分かるはずだ。
「必ず捕まえてやる、ってこと?
まぁ無理は承知の上だろうから、一つ忠告しておくわ」
一息おいて、蘭はゾッとするような笑みを浮かべて告げる。
「私、強いよ?もしかしたらお兄ちゃんよりも」
「・・・・ッ!」
「じゃあね〜」
そういって蘭は走り去ってしまう。追いかけられるが、追いかけても無意味だ。
「よく耐えてくれました・・・」
「・・・・・」
その明のねぎらいの言葉に、宏助は歯軋りするしかなかった。
ふと、隣を見ると、真も同じく険しい顔をしている。
真たちも先日、捕縛した死神から情報を聞き出したらしい。
しかし、その情報を話す途中で、死神は突然消滅した。
遠隔操作で、死神を強
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ