58部分:57:新たなる/古の力
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んどんとそれが強くなっていく。
「大丈夫か、良彦!?」
「騎士良彦っ!?」
「良彦君!?」
ヴィータ、シャッハ、カリムの声が響くなか、正視するのも辛いほどの光りが溢れ、そして風が吹く、二人を中心に舞う風は強く、弱く…そして、風も光りも収まって行く。
『かつての【風王】と比べれば、いささか劣るが見事な風だ、いいだろう…清風の騎士八坂良彦、汝を我がロードと認める』
その言葉に、汗をかき、荒い息の元で
『助かるよセプテントリオン、後俺の事は良彦でいい』
『そうか、ロード良彦、なら私もセプトと呼ぶと良い』
『言葉は、後でおしえるな、この言葉はいま日常じゃ使わないからな』
『うむ、頼むロード良彦』
その場に居たのは皆古代ベルカ語を理解するものたちだったのでこの会話で、契約が成った事を理解したらしい。
「おい良彦、だいじょぶなのか?」
「えぇ、随分疲れてるみたいですけど」
「私とシグナムと連戦した後のようですね」
「あー、魔力と体力がかなりキツイ、でもセプトが協力してくれるってよ」
「それは聞いててわかったっての、いきなりでびっくりしたろうが!」
なみだ目で良彦の脛を蹴るヴィータ、それを見たセプトが
『鉄槌の騎士ヴィータ、我がロードに何をしている』
「って、あたしの事しってる??」
「あ…リトの時代に合ってるはずだからな、一寸待ってろ」
驚くヴィータに良彦が答えセプトに向かい、説明する、夜天の魔導書の事、守護騎士のことなどだ。
セプトは驚くが夜天の魔導書の暴走についても、それにより国が滅んだ事も、戦国の時代何時滅んでもおかしくなかった事、それが戦争ではなかった事、国が滅ぶ覚悟は王にも自分にも既にあった事を伝えてきた。
『あとな、俺とヴィータ…婚約してるから、あいつが俺に何かしてもあまりきにすんな、出来れば他の皆も含めて仲良くな』
『…そうか、心得た、よろしく頼むぞ、鉄槌の騎士ヴィータ』
『おう、よろしくな』
それぞれ挨拶をして、カリムとシャッハも挨拶、現在のベルカ自治区の説明もしてくれた、また言語関係は以前リインフォースツヴァイの教育で使ったデータをセプトにインストールしてくれたので会話は現在のミッド語で可能になった。
一旦カリムの執務室に移動し、一旦休憩…その間にセプトはヴィータやカリム、シャッハと色々話をしていた…し、その後六課隊舎へ帰還した。
隊舎では皆驚き…アインは夜天の魔導書の事について謝ったが、ヴィータの時と同じ説明をされた…ツヴァイは驚きつつも、喜んでいた。
セプトもツヴァイと言う同じ融合騎がいるのは嬉しいのか、仲良くなったらしい。
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