夏休み前に。
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「伊織・・それは・・・私があげたお守り・・・」
「これが心残りとして、おれの暴走を引き起こしてるんだろう。」
俺は、レールガンを向けた。
「なんだ!?」
突然、お守りが黒く、燃えだした。
「・・・・グルァァォォォォォ!!」
「・・・・」
俺の影が、現れた。
「・・・・・・・・・」
すると、隣に渚の影も、現れる。
「俺の暴走を止めるには、こいつを殺すしかないようだな。」
「これが、過去の因縁との戦いだね。」
「ああ、全力で行こう!!」
俺達は、武器を構えた。
「獅童一閃!獅童伊織!参る!」
「獅童初伝!玲瓏渚!勝負!」
「Ω・エクレール!!」
俺は、駆け出して切りつけた。
「グオォォォ!!」
「くっ!」
俺は一旦下がって、レールガンを放った。
「グゥ!!」
「はっ!!」
渚は、一気に飛び上がり、下に切りつけた。
「・・・」
盾で防がれ、横にそれる。
「っ!!」
渚の影は、避けた瞬間に、反撃してきた。
「くっ!!」
俺は、剣で跳ね返し、レールガンを打つ。「大丈夫か!!」
「う、うんっ!!」
「電光石火!!」
俺は一気に走り出した。
「グハッ!!」
「食らえ!!!」
「ゼロノホノオ・・」
「ヤバい・・・」
俺は、反撃してきたのを防ぎ切れず、吹っ飛んだ。
「伊織!」
渚は、俺を受けとめ、転ぶ。
「渚!?」
「だ、大丈夫!」
「フゥ・・・・」
影は、炎を纏って近づいてくる。
「零の炎!」
「碧の炎!」
「「ダブルゼータ!エクレール!!」」
俺達は、着地し、武器をしまった。
「ガハッ!!」
「キャッ!!」
影達はその場に倒れる。
「・・・・まぁ、お前らのお陰で今の俺らがあるからな、お礼参りにいかなかった俺も悪かったよ。」
「そうだね、今までごめんね。」
「・・・・・アリガトウ。」
「・・・イオリヲタイセツニ♪」
そう言って、影は、お守りに戻った。
パン、パンっ!
「まぁ、これで一件落着か。」
「そうだね!んじゃ、安心して合宿へ行けるね♪」
「・・・・思い出させるなよ・・」
「ははっ!帰ろうか!」
「そうだな。」
夏休みを前に、俺は心残りを解決した。
まぁ、渚の力には驚いたが、頑張れたはずだ。
「ん?どうしたの?」
「い、いやなんでもない。」
俺は知らないうちに渚を見ていた用だ。
「惚れなおした?」
「惚れてない。」
「すなおになりなよ!」
「俺は・・・・まぁ、昔はお前の事が好きだったかな。」
「あ・・・・っ!」
渚は顔を赤くする。
「まぁ、なんだかんだ、俺はお前の事が好きなのかな。」
俺は渚の顔を見る。
「うう、そんなに素直になるのはずるいよ・・・」
「・・・・・」
俺は無言で手を繋いだ。
「えへへ、あり
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