第7話 =迷いの森へ=
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「そうだね…えっと、どうやって別れようか」
「なら私たちは街周辺に、リクヤはダンジョンでよくない?」
そして俺はユカとサチと別れ《タイタンズハンド》の捜索を始めた。
ダンジョン方向へ行く俺にユカは地図を渡してくれた。
迷ったら出てこれない、という噂があるらしいので正直ありがたい。
「…そういえば、久しぶりの1人行動だな…」
思えば《月夜の黒猫団》以来、ずっと俺はサチと共に行動していた。
それまではソロ活動だったわけだから今ではもう懐かしい。
「…<迷いの森>について聞いてみるか…」
そして俺は情報収集を始めることにした。
どんなときにも情報ってのは大事だからな〜。
やっぱり有名らしく、<迷いの森>についての情報はたくさん聞けた。
まず森は数百のエリアに分けられており、ある一定時間たってしまうと自分の居るエリアが他のエリアにランダムにつながってしまう。
そのため、地図が無いと脱出が大変困難になる。
運がよほど良くないと森の入り口付近にエリアにはつかない。
ちなみに転移結晶を使っても迷いの森のどこかのエリアに飛ばされるため、ほとんど意味が無い。
これが<迷いの森>と呼ばれている所以だった。
だが、それと同時に経験とかが大きいらしい。いわゆるハイリスクハイリターンってやつだな。
そして俺は服装を【Title・抜刀騎士】に変え、一番怪しい<迷いの森>に向け出発した。
最近知ったことだがこの【Title】、自分のパラメータ変化も備わっているらしい。
たとえばこの【抜刀騎士】、防御が結構なパーセント上がる、スキル―アラウンドステップ―が習得できるが主な効果だ。
おそらく原作のキャラの特性を忠実に生かしているのだろう。
=迷いの森=
「うっわ…ほんとに森だな…」
でも、なんか正義を貫き通すRPGの<ケーブ・モック大森林>に似ているな…
そんなことを思いながら俺は目の前の巨大な虫型モンスターを自身の大剣で切り裂いた。
「えっと…なるほど…この地図ってほかのプレイヤーの情報も映し出されるんだな」
地図を見てみるとエリアで区切られたものにプレイヤーを示す光点が表示されている。
便利だけど危険をめちゃくちゃ孕んでる代物だな…
「っ?…おっと」
またも巨大な虫モンスターが地図を見ているのを隙と思い飛び込んできた。
それをこの【抜刀騎士】のスキル―アラウンドステップ―で回避する。
にしても実際に使ってみると相当便利だな、これ…
「…はぁぁ!!」
そして前に詰めさらに虫を切り裂く。
どんどんモンスターの説明が簡単になってるけど、なに気にすることはない。
「っと…こんなもんか…えっと今は…!?」
今までいくつもの光点が集まっていたが急
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