暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第7話 =迷いの森へ=
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のままだとあなたたち暴走しかねないし」

サチは俺と同じ理由、ユカはあくまでストッパーという理由で参戦を決めたらしい。
俺の警告なんてほぼ無意味に等しかった。てか無意味だった。
こうして、依頼受託を決めた俺たちは彼にオレンジギルドの情報を聞いた。
簡単にまとめると…
1つ目、オレンジギルドの名前は《タイタンズハンド》。
2つ目、シルバーフラグスに仮入団したプレイヤーは『ロザリア』というプレイヤー。
3つ目、そのロザリアがタイタンズハンドのリーダーらしい。
4つ目、今の狙いは35層の竜使いがいるギルドを標的としているらしい。
正直よくもこんなに情報を集められたものだな…

「絶対に依頼を達成させます」

「ありがとう…ありがとう…」

俺は依頼の状況を報告できるメッセージを送りあうため、お互いにフレンド登録した。
ちなみに、いまの最前線の状況はほとんど変わっていないらしい。
あったとしてもギルド《血盟騎士団》が最強のギルドと呼ばれる、くらいだろう。
前まではそんなうわさはなかったから変わったといえば変わっただろう。

「たいして新しい情報はなかったな…」

「ならあのギルドリーダーの依頼済ませちゃいましょ?早い解決があの人のためにもなるでしょ」

「えっと…35層、35層…何かあった気がするんだよね…」

58層のボス情報やダンジョン情報が目新しいのはなかったため俺たちは例の依頼を優先にし行動を始めることにした。
サチが35層に何かあったようななかったようなって考えているけど…
なんか問題あったっけ?

「35層なら<迷いの森>があるから念のため地図ならもう持ってるわよ?」

何も見当がつかない俺、肝心な何かを思い出せないサチの様子を見たユカは
35層のダンジョン<迷いの森>でも迷わないために必須な地図をすでに持っていることを明らかにした。

「それだ!!やっぱりユカってすごいね…」

「ていうかお前、いつの間に手に入れたんだよ…」

当然の疑問ですよね、だってユカって俺たちとほぼ一緒に行動してたのに…

「さっきいったん別れて情報集めたでしょ?そのときにもらったのよ」

誰に?と聞きたかったがそれを聞くのはマナー違反らしくあきらめた。
まぁ、彼氏に振られて引きこもってたやつだから悪いやつにかかわる勇気はないと思うが…

「…まぁいいか…よし、35層に行くぞー」

「「おー」」

なんとも気の抜けたような掛け声だったがそれほどリラックスしているんです。
やる気のないわけじゃないぞ?
あの人の依頼は絶対に達成しなきゃいけないししたいからな…
そう思いながらゲートをくぐり、35層に出た。


=35層=

「それじゃあ2手で別れて捜索するか」


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