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IS 〈インフィニット・ストラトス〉〜可能性の翼〜
第二章『凰鈴音』
第十六話『クラス代表就任パーティー』
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たような……?
「い ま す ぐ に で も つ く れ え え ぇ ぇ っ っ !!!!」
――ですよね。
結局、千冬さんに職員用のコンビニへとしょっ引かれ、生鮮コーナーで材料を買わされ、賄い飯を振る舞うことになった。
……賄いと言いながら、がっつりラーメン定食(チャーハン・餃子セット)とエビチリの追加を作らされ、結局俺が就寝出来たのはてっぺん越えの1時前だった。
――――
おまけ――
修夜が千冬さんにラーメン定食を振る舞っているその頃、ルームメイトが既に寝静まる中で、黛薫子はパソコンのキーボードを軽快に叩いていた。
「ふふふ、ペンは剣より強し……、報道は暴力や脅しには屈しないわよ〜〜!」
懲りない女である。
「セシリア・オルコットさんを“俺の身内”だなんて、これはもしかすると、もしかするわよ〜〜!
そう、これは捏造ではなく、当人の発言に基づく純然たる『予測』よっ!!
これで文句をつけられないはずだわ、いまに見ていないさいよ〜〜!」
嬉々として、パソコンのワープロソフトに文字を打ち込み続ける黛だが、独り言を言いながら画面を睨む顔は、傍から見れば充分に“危険人物”の様相だった。
「そうねぇ見出しは……、ズバリ『期待の男子、代表候補生と熱愛疑惑?!』――コレね!
ふふふ、これで次の学園の話題もイタダキ……」
ウキウキと、自分の勝利を確信しながら、仕上げに入っていく黛。
だが、次の瞬間――
――プツッ
「っ?!!??!」
突如としてパソコンの画面がブラックアウトを起こし、機能を停止させる。
「ちょっ……、ちょっと…いきなりナニよ〜?!」
一瞬パニックになりかけたが、黛はすぐさまUSBメモリースティックでバックアップを取っていたことを思い出し、小さく深呼吸をしてパソコンを再起動させる。
「まったく、この部屋のパソコンって、実は古いのかしら……?」
なかなか立ち上がらないパソコンにイライラしていると、ようやく画面が反応を示して起動しはじめる。
操作可能になると、黛は早速パソコンの内部データをチェックしにかかる。
デスクトップに異常は無し、本体のハードディスクにもダメージ無し。
損害らしきものは見当たらなかった。
「あぁ〜、びっくりした……」
これで引き続き、記事の執筆と編集ができる。
そう思いながら、ワープロソフトを立ち上げると――
『データがありません』
「…………ぇ?」
USBメモリースティックの内部から、今まで執筆してきた記事のデータ“すべて”が、キレイに消えていた。
「ちょちょちょ……、ななな……なにこれえぇぇぇえっ!?」
思わず叫んでしまうも、ルームメイトが起きそうになったことに気づき、落ち着くようにと自分に言い聞かせる。
何度も確認するが
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